星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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マウリッツハイス美術館展

2012-09-10 | アートにまつわるあれこれ
ようやく ようやく、、 行くことができました。 
会期終了まであと一週間となっては 絶対に大混雑は必至、、 でも仕方ない。。 と、 覚悟を決めて 残暑厳しい上野の森へ、、

結局、 入場待ちで1時間、、 絵を見る列に並んで30分、、 とそんな感じでした。

話題の フェルメール「真珠の耳飾りの少女」のところでは、 最前列で見たい人のための列と、 後方から見る人の列に分かれていて、 最前列に進む人の待ち時間が 20~30分、、 となっていました。 でも、 歩きながらの鑑賞です! と案内されているので、 実際に絵の正面にいるのは 2,3秒といったところ。。

やっぱり、、 最初に目がいくのは こちらを見ている少女のまなざしでしょ? その次には、 ふっくらとした愛らしい唇、、 

、、と、 もう先に進まないといけません。

「肝心の 真珠の耳飾り 見るの忘れた~~!」 というわけで、 二度目の列に並び直し、 しっかりと次は真珠の耳飾りを見てきました。 ものすごく大粒の、、 でも 真珠のかがやきにしては光沢がありすぎるので、 これは真珠なんだろうか、、 まるで金属みたいな感じ、、と ちょっと不思議で、、

耳よりもかなり下の位置にあるので、 どのように耳から下がっているのかも不思議だし。。

そのような女性の関心を さらに高めてくれるように、 グッズ売場に展示されていた ミキモト制作の「真珠とダイヤモンドのジュエリー」、、、 こちらに詳しいコラムが載ってます↓

「真珠の耳飾りの少女」の真珠の謎 (ミキモト)


、、真珠の謎、、 はともかく、 列に並んで待っている時に見えた、 会場の暗がりの壁に ぽっかりと そこだけ光を放つように浮かび上がって じっとこちらにまなざしを注いでいる  「真珠の耳飾りの少女」が とても とても 美しかったなぁ。。 小柄な女性だと人々に隠れて見えないかもしれませんが、、 

 ***

マウリッツハイス美術館は、 もともと一貴族の邸宅だったということで、 良い意味で作品の年代や傾向がこじんまりとまとまっていて良かったです。 国立西洋美術館の常設作品にもあり お馴染みの風景画家 ヤーコブ・ファン・ライスダール(ロイスダールと私は記憶しております)の森や空の風景も いつもながら美しかったし、、 

今回、 フェルメールに並んで目玉の、 レンブラントでは、 「シメオンの賛歌」が小ぶりな作品ながら、すばらしかった。


、、ところで、

来春、 大規模な 「エル・グレコ展」が開催されるのですね。 高さ3メートルの巨大たて長サイズのエル・グレコ作品のために、 チラシも折りたたみのこんな工夫がされていて、、↓



ほかの誰にも似ていない特別な画家エル・グレコの宗教画を見るのはほんとうに楽しみです。 色の美しさも とくべつだし、、

来年の 楽しみ、、

http://www.el-greco.jp/index.html