星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

人間に そっくり・・・

2015-10-08 | MUSICにまつわるあれこれ
Billy Howerdelさんのツイート(>>)で、 すっかり忘れていた事、 思い出しました。。 Gary Numanさん、、 アルバム出していたのですよね。。

最新アルバムはこちら
Splinter (Songs From A Broken Mind)(amazon.co.jp)

いつだったか、、 ダーニ・ハリスンの thenewno2リミックスによる この新作からの曲を聴いて、、(こちらで聴けます↓) 
https://soundcloud.com/garynumanofficial/
カッコいいなぁ、 相変わらず独特の宇宙人的なお声だなぁ、、と思って、 でもその後 新作アルバムのこと、 すっかり忘れてしまっていました。。。

先日、 LAで、 かつての名盤 Replicas、 Pleasure Principle、 Telekon を3夜連続で再現するライヴが行われていたのですって、、。 凄いな、、

ゲイリー・ニューマンさん、、 Tubeway Armyとしてデビューした時から、 人間離れしていたというか、 宇宙人的でしたよね。。 ロンドンパンクの時代が終わり、明らかに新しい無機質な時代へと変わったことを、 何かしらの喪失感というか(シド・ヴィシャスの死もあり)、、 諦観とともに感じていたのでした(自分も完全に醒めたガキっちょでしたネ)

、、で 現在のその再現ライヴ、、 今のお姿を見てみたくて(新作Splinterのジャケも全然老けてないな、、という印象だったし)、、 動画にも先日のライヴの映像はたくさん載ってました、、

なるほど~~、と発見したのは、 歌う立ち姿、 歌い方、 バンドの雰囲気、、 ビリーさんすごい影響受けてるのがよくわかりました。。 ビリーさんの動く姿を初めて観た時、 (スキンヘッドのせいもあるけど) 地球外生命体みたい、、 同じ地球の人間とは思えない、、 って感じましたけど、、 そして声の出し方も むしろヨーロピアンで アンニュイで かつゴシックで、、 その辺もすごく良く似ていたんだな、、と。

2013年に Splinterを出した時の スタジオライヴがありました
Gary Numan - Full Performance (Live on KEXP)

確かにサウンドはかつてのテクノ時代の雰囲気もあるんですけど、 ヴォーカルはものすごくエネルギッシュだし、 肉体的というか、 動的というか、、 全然かつてのアンドロイドじゃない。。 根源的なものは変わっていないんだけど、 70~80年代のものとは全然違う。 年齢の事とか当時はよく知らなかったけど、 デビューが18歳くらいだったらしいから、 今まだ全然若々しいのも頷けます。 NINらとたいして変わらない、ということね。。。

改めてチューヴウェイアーミーからまた聴き直してみたくなったわ。。。

80年代には、 世の中がバブリーで動的だったがゆえに、反照としてのアンドロイド的な無機質さが意味ある言葉になって機能していたと今では思うけど、 現在のいわゆるEDMなどとはまた違って、 むしろ肉体を感じさせるライヴ、 存在感のある肉声だというのが、 なんだか強さというか、 音楽をやり続けて来たキャリアゆえのものなのかな、、などと 上手く説明できないけど感じるのでした。  

、、ビリーさんは 今度はきっと シルヴィアン&フリップみたいなサウンドになっていくのかな、、って思っていましたけど、 ゲイリー・ニューマンさんも鍵のひとつだったのですね。。 (早くアルバム出してほしいなぁ、、)

地球外生命体のように美しく、 妖しくありながら、 でも 実感できる肉体をもった音楽、、 (あのEric Dravenのような、、ね) 届けて欲しいです。
 
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もひとつ、、 NINつながりで、、(前にツイートの方には書いたかな)

Ilan Rubin(アイラン・ルービン)のプロジェクトNew Regime、 こちらも割りと好きです。 全曲試聴できます↓
http://amass.jp/62997/

(少しビートルズの要素が入ったりする所に可愛さも感じたりして…)

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10月は エリック・ドレイヴンの蘇る月。。。(>>) 愛しい月。。