星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

奇麗な風の…

2017-06-23 | 文学にまつわるあれこれ(漱石と猫の篭)
きょうは、 役所にとある更新手続きに行って来ました。

駅から少し歩く距離があり、 きのうに引き続き30度近くになるという予報だったので、 くらくらするのではないかとちょっと気にしながら出掛けたのですが、 日傘の下を風が吹き抜け、 思ったよりもずっと心地良く歩けました。

… いつも迷ってしまう 役所の中の目的の場所(3ヵ所まわるので)、、 上階へ行ったり、 下へ行ったり、、 それでも各所で優しくしてもらえて、、

 *** 

2月から続けていた 『吾輩は猫である』の本読み&日々のツイート。 ようやく来週から最終章に入ることができそうです。

今までのツイートのまとめを 載せてあります。(twitter 登録外の人でもこれは見られるのかな?)

『吾輩は猫である』第六章「昼寝」と 漱石・子規往復書簡

『吾輩は猫である』六~八章 上田敏の批評「戦後の文壇」との関係を中心に

#夏目漱石 と #トマス・ド・クインシー (Thomas De Quincey) ツイートまとめ(追加中)

『吾輩は猫である』七章 ♨️洗湯見学とカーライル『衣装哲学』

『吾輩は猫である』第十章 己を知るという事

『吾輩は猫である』 同時代の社会・時事への暗示(河上肇、幸徳秋水、伊藤博文など) (6/26 追加)

『吾輩は猫である』十一章 寒月のバンオリン夜話と庚申講、および「クブラ・カーン」 (7/28 追加)

『吾輩は猫である』最終章 探偵・自覚心・神経衰弱、そして日本の未来記へ
(8/31 追加)


小説であれ、、 音楽であれ、、 映像であれ、、 初めての作品には作者のすべてがあらわれるような、、 そんな気がいままでもしていましたが、、 漱石が 本格的な職業作家になる以前の、 初めての小説『吾輩は猫である』にも、 その後の作家人生のすべてにわたる根源がふくまれていたのだな、と そう気づき始めています。。

まだ、 最終章がありますから、、 このあともひきつづき、、


読みとおすことが出来たらまたご報告を。。

 ***

、、今日でかけた理由もそうですけれど、、 誰かのお役に立つというより、 誰かの助けを頂くことのほうがずっと多い、 自分の身体。。 おもうがままにならない悪い日々が続くと、、 一体どう生きるのが正しい道なのかな、、と 自問してしまうことも多々あり…



「六月を奇麗な風の吹くことよ」

昨日、 見た記事のなかの、子規さんの句。
ぶんかのミカタ
生誕150年 子規巡る断想/上 名句たどれば節目に「関西」=俳人・坪内稔典(毎日新聞)



病の療養中の句だったそうですが、、

いのちがどのような状態にあっても、そこに尊さを見い出せる、、 子規さんとは そういう稀有な強さを持ったかただったのでしょう。





きょうは… そのような風が吹いていました。