星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

50年前の煌めき…☆

2024-05-27 | MUSICにまつわるあれこれ
週のはじまりは いつも朝5時くらいから動き出しているので、 家事を一段落してほっと珈琲ブレイクをしていた午前9時ごろ、、

たまたま映像をみていたら アメリカの音楽番組 The Midnight Special のチャンネルにハマってしまって いっぱい見続けてしまいました・・・

今から50年前(!) 私が洋楽を聴き始めたのもその頃。。 小学生… 年に3回も入院してほとんど学校へ行ってなくて、 それでラジオばかり聴いていた頃。。 もともとお歌が大好きで、 百恵ちゃんでもかぐや姫でもなんでも聴いていましたけど、 洋楽にのめり込み始めたのが73年頃からかな。。 (モンキーズショーは記憶にないころに観てましたが)

だから The Midnight Special の youtubeに 73~74年の映像がいっぱい載っているのを知って、 動いているの初めて見た~ というのもあって 愉しい楽しい♪ なかでも嬉しかったのは・・・

Take Your Pleasure Where You Can Find It - Paul Butterfield Better Days | The Midnight Special
 1974年。 ポール・バターフィールドさんはザ・バンドのラスト・ワルツで知った方ですが(だから後追いですが) キーボード弾いているところ初めて見ました。 ブルースハープばかりかと思ってた。 なんてかっこいいR&B。 命をたいせつにしていたらずっと素晴らしいブルースマンでいらしたでしょうに…

Watcher of The Skies - Genesis | The Midnight Special
 わーわーわー、、感動。。 私にとってジェネシスは断じてピーター・ガブリエル期までです。 こんなような黒揚羽みたいなお姿、、 むか~しちっちゃな写真で見たような気もするけど。 素敵! 素敵だわ。 アートだわ。。 いつでもつまらなそうに弾くハケットさんもね(よね?)… 74年

Do It Again - Steely Dan | The Midnight Special
 1973年。 スティーリー・ダンは最初からスティーリー・ダンの音になっているのが凄い。。 エイジャ(彩)もガウチョもさんざん聴いたし、 ナイトフライ以降のフェイゲンさんも好きですけど、 髪ふわふわのフェイゲンさんの動画はじめて見ました。。

Here In Heaven - Sparks | The Midnight Special
 50年前でこのサウンド! スパークスさんは今でも50年前でも変わらず通用する音楽をおつくりになってるのが国宝級。 お兄さま78歳ですって、、 ご兄弟いつまでもお元気で…

Jumpin' Jack Flash - Johnny Winter | The Midnight Special
 唯一無二の白いブルースマン。 ばりばりのファイヤーバードの音色が一番似合うのも貴方です。 この音がサムピックの指弾きで出ているのも驚き。。 そしてキラキラの腕輪! 欠かせません。

You Were My Friend - Chi Coltrane | The Midnight Special
 73年。 シャイ・コルトレーンさん。 お名前も姿もぜんぜんおぼえていないんですけど、 この歌に聞き覚えがあって。。 シングルになったそうなのでどこかで聴いたのでしょう。 歌っている表情も素敵。 良い歌♪

Hymn for the Dudes - Mott the Hoople | The Midnight Special
 73年。 イアン・ハンターさんは当時なんとなく私にはルー・リードさんと似たものを感じてました、詩人ロッカーな感じで(73年ごろのルーも金髪になったりラメラメのタンクトップ着たりしてましたよね…) このバンドの見た目スウィートなのとハンターさんの歌声のギャップ。。 でもキーボード(三国義貴さんみたい…)といいピアノといいとってもツボです。 ハンターさんの新作も
トニー・シャナハンやフィル・コリンやトム・ピーターソンとかも参加しているらしいからまた聴かなくちゃ。

 ***

ハンターさんで思い出した事・・・

しばらく前に読んだミステリー小説に ジギースターダストツアー中のデヴィッド・ボウイさんが出てきました。 ボウイの歌やボウイの名が出てくる小説はいままでもけっこうありましたけど、 ボウイ実物が物語のなかに出てくるのは初めてだったかも。。



『血塗られた一月』アラン・パークス著 ハヤカワミステリ文庫 2023年

物語の舞台は1973年1月のスコットランド、グラスゴー。 1月のスコットランドが寒くて暗いのはもちろんだけれど、 50年前のグラスゴーはまだまだ貧しい地域やダークサイドの界隈という暗い側面もあって、 著者自身がグラスゴー生まれなのでそういう街の雰囲気がリアルに描かれてます。
このシリーズは、 73年の1月、 次作が『闇夜に惑う二月』と、、 ひと月ずつ5月まで(だったかな?)書かれていくようで、 当時の時代背景のなかに音楽がたくさん登場します。 ・・・で、 デヴィッド・ボウイがジギースターダストツアーでグラスゴー公演をしたのが1月5日らしくて(物語では都合上数日変えてある)、 主人公の刑事マッコイがその楽屋を訪れる場面が出てきます。 ちょうど映画のなかでボウイがメイクをしている楽屋で アンジーがうろちょろしているあの場面のような、、。 ボウイさんは直接物語には関係しないんですけどね… 当時のショービジネスの裏側っぽい話も、、


閑話休題。

73年のグラスゴーは暗かったかもしれませんが、、 50年前のTVのなかのスター達はこんなにきらきら輝いていて、 こんなに音楽も多彩で かっこよくて、、

小学生のお嬢ちゃんも病気なんか忘れて夢中になっていったのが頷けます。 50年後のお婆ちゃんも夢中で見てしまいました。。




今週も 素敵な一週間にしましょうね…



お元気で