love


神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

彼岸の入り

2003-03-18 | インポート
「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、今日の寒さは、真冬並み!
昨日も今日も、どんよりと曇った空から、時々雨も落ちてきたり・・・とにかく寒い。

妹と二人でお墓参りに行ってきました。
両親のお墓と、妹の家のお墓の2箇所です。
二つのお寺は、3キロくらい離れていますが、「運動を兼ねて歩こう」ということになり、おしゃべりをしながら、楽しく行ってきました。

妹の所のお墓は「水子」。この世に生を受けることなく神様の元へ行ってしまった子です。だから、名前もありません・・・
もう24年も前のことですが・・・

「月日の流れるのは速いわね」と当時を思い出しながら、次に両親の墓へ。
母は、妹が「高校入試の朝」突然に亡くなったのです。
ですから、その日は、妹にとって、人生の中でもっともつらくて、忘れられない日になってしまったはず・・・

歯を食いしばり、受験のため家を出た妹の顔は、今でも覚えています。
「電車の中で泣いていた」という話を後で知人から聞き、どんなにつらかったことだろうと・・・

それ以来、入学、卒業、就職、結婚・・と、年老いた父に代わって主人が父親役、私が母親役を務めてきました。
ですから、妹の子供たちも、我が子のように可愛く、ついつい口も手も出してしまいます。(笑)。

主人が、本当の妹に接するように、よくしてくれますので、ありがたく感謝しています。

両親に、お花と、お線香を手向けて「家族が元気で暮らせるように、見守っていて下さい」と、二人で手を合わせて祈ってきました。