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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

観光ガイドでした~~(笑)

2008-09-14 | インポート
「私の散歩道」での出来事です。

いつものように「芝生公園」でちょこっとエクササイズをしようと思っていたら、駐車場の入り口で声をかけられました。
「海沿いの魚料理の店が並んでいる場所までは、歩いてどのくらいかかりますか?」
「そうですね・・・20分くらいかかると思います」
「遠いですね。この道はどこに行くのですか?」
「岬の先端に行かれますよ」
「こちらはどのくらいかかるんでしょうか?」
「同じく20分くらいと思います」
「それは大変だ・・・」
と思案顔の一人のお年寄りでした。

そして~~、
「オタクはこの道を歩くんですか?」と原生林を指差しました。
「はい」という私に、
「もしよければいっしょに歩いていいですか?」と聞かれました(苦笑)。

「お話しながら歩けば、案外近く感じるかもしれませんね。ど~~ぞ、ごいっしょしましょう~~」と、歩くことになりました。
いつもの速度の三分の一くらいの速さで、歩き始めたのですが・・・、途中、「必死」で着いて来るおじいちゃんの様子に「ごめんなさい。ちょっと速いですか?」ともっと速度を落とすことに・・(苦笑)。

原生林の中の木漏れ日と、木々を揺らす風に「いいところですねぇ~~。気持ちいいなぁ~~」と言ってくださるおじいちゃんに、
「この原始林は樹齢300年~400年のクスノキ・松が多いんですよ」とか、
「御林=(おはやし)と呼ばれるのは、昔宮内庁の管理下にあったことからなんです」とか、
「魚つき保安林として大切にされる理由」とか、
いろいろなお話をさせて頂きました。
15年ほど前に、観光協会でバイトしたときに勉強した知識を思い出して~~(笑)。

岬の先端に着いたとき、その景色の素晴らしさに「感嘆」の声を上げてくださったおじいちゃん。
案内させていただいて良かった~~。

「我立てる真鶴岬が二つにす 相模の海と伊豆の白波」と、与謝野晶子が詠んだ美しい風景~~♪
その碑も、もちろんご案内し「今、自民党の総裁戦に立候補している与謝野氏は、晶子の孫に当たるんですよ」と、余計な解説もしました(笑)。

「ありがとうございます。こんな良いガイドさんとめぐり合えて良かった。いっしょにお昼を食べていただけませんか?ご馳走します」と、誘ってくださいましたが「お気持ちだけ頂きます」とお断りし、「帰りはここからバスに乗って下さい」と、駅行きのバス停を教えて「ゆっくり楽しんでくださいね」とお別れしました。

その後は、一人で原生林の中をテクテクテクテク~~~(笑)
いつものペースで歩いてきました。

明日の「敬老の日」を前に「後期高齢者」の方との出会いも何かの縁?(笑)