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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

こんなになってしまうのかと・・・

2019-01-03 | 日記・エッセイ・コラム

私は、気分が重くなったときに歩くことが多いのは、静かな「公園の竹林」~~。



私の4歳下の妹は、認知症です。
一年三ヶ月ほど前から「デイサービス」で、毎日お世話になっています。
本人は「会社で働いている」という認識なので、「忙しいから休めない」と言って、嫌がらずに通っていますが・・・。

「お正月くらい休んで、2~3日私の家でゆっくりしなさいね」と、誘ったら「無理よ。他の人に迷惑がかかるから」と拒否をされていたのですが(苦笑)、
「ようやく一日だけお休みをもらえたわ」と、甥に連れられて来たのですが…、
玄関を入ってきたときの姿を見て・・・愕然としました!

なんだか表情もなくて、ニコリともしない。
履いているのは長靴。
洋服は、薄い夏物を5枚も着ていて、全部裏返し。
下も薄いパンツ、それも裏返しで前後が逆。
ベルトのつもりで、ウエストに巻いていたのは、風呂敷。

甥が「おかしいから着替えなさい」と言っても、いやがるし、何度も言うと怒り出すので、「車だからいいや」と連れてきてしまったので、「おばちゃん、お願い」と着替えを持ってきました。

「薄着だと風邪をひくといけないから、こちらで着替えようね」と、誰もいない部屋で話をしてみました。
「そう・・・」と、言いながらもなかなか脱ごうとしない。
(というより、出来ないのです。手順が分からないみたいです)

「ここに手を入れて、次に首ね」と、教えながらも、できるだけ自分でするように仕向けたのです・・・、長い時間がかかりました。
ようやくきちんと着終わったときは、ふっ・・・。

三週間ほど前に、施設に会いに行って、外でランチを食べたときのことから考えると、急激に認知機能が低下してしまったような気がします。
甥の話では、家に帰ると「トイレが間に合わなかったみたいで、あちこちが汚れている」ことが何度もあるとか・・・。
(2週間くらい前かららしいのですが)


我が家に遊びに来ると、暗くなるまで遊んでいるのが毎回でしたが、今回は、3時前ごろ突然に「帰らないと!」と、言い出しました。
「お友達が、おみかんをあげるから取りにおいでと、言われているのに、連れて行ってくれない」と、泣き出してしまって・・・。

なだめながら、車に乗せました。

夜「車の中で、いろいろ話をして納得したみたいで、無事に家に着きました」という電話がありましたので、ほっとしましたが・・・この先、どんな風になってしまうのかと思うと気分が重くなります。



竹林の中の「お地蔵さん」~~、
穏やかなお顔を見ながら、妹のことを考えていました。

今は、通所でデイサービスを受けていますが、夜は一人で家で寝ています。
でも、これ以上は一人でいることは無理かも・・・。
近々、ケアマネさんと相談して入所サービスに変更した方がいいかと・・・、



そうすれば、専門家の方のお世話で、お地蔵さんのお顔のように「穏やかなお顔」で過ごせるようになるかもしれない」と、考えました。

誰もいない冬の竹林・・・。
寂しいけど、哀しいことを考えるにはいい場所です。
(もし、涙が出ても大丈夫なので・・・苦笑)

イチョウの落ち葉もきれいな公園で、いろいろ考えてしまった日でした。