prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ドッジボール」

2005年05月14日 | 映画
拾い物を期待したのだが、それほどでもなかった。
エンドタイトルが終わる寸前、ハリウッド・エンディングをからかう場面がひょっこり出てきたりするのだが、それまでの組み立てがハリウッド・エンディングそのまんまなのだからエクスキューズにしか聞こえず。

思いきって下品なのは、確かに結構気持ちいい。身体障害者のコーチが徹底的に性格が悪いあたり、日本で同じことしたら何言われるかわからない。コーチの退場のさせ方の無神経ぶりにびっくり。計算してそうしたのかどうか、ちょっと見当がつかない。

人に思いきりボールをぶつけて痛がるのを見るのが楽しい、というレベル。
レッドネック・センスというか。どういうつもりか、チャック・ノリスとかデヴィッド・ハッセルホフとかウィリアム・シヤトナーといったB級有名人がやたら顔を覗かせる。日本人には何が面白いんだかわからん。
日の丸鉢巻にフンドシという今どきこういうの出すかと思わせる日本人チームが出てきたのに呆れる。
(☆☆☆)



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