prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「コックリさん」

2005年05月07日 | 映画
女の子の眼と黒く長い髪の毛の使い方に、怖がらせ方のポイントを置いている。

ヒロインは劇中「後ろから叩くとこぼれそう」と形容されるくらいでっかい眼の持ち主で、その母親が襲われる場面でぐりっと両の眼玉が気持ち悪く左右に分かれて動くあたりとか、なんべんも出てくる黒髪を割った中からすごい目つきで睨んでいる映像とか、緑内障でか虹彩の色が妙に薄くなっているといった画作りは、黒眼黒髪の東洋人でないとサマにならないだろう。

コワい映像はふんだんにあるからあまり飽きはしないが、話の展開とか、画面のつなぎなどはショック効果を狙ってか飛躍し過ぎて変になっているところが多々ある。

初めの方で「コックリさん、コックリさん、おいでください」というところで、韓国語でもオイデクダサイといっているとしか聞こえないのにびっくり。
(☆☆☆)



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