ホントに主人公の男と女たちの間にアフェアがあったのかなあ、と思いたくなるくらい意外と描写にコクや幅が乏しく、もっぱら豪華な女優陣の貫禄とキャリアに頼っている。「空気感」とかいうものはあるのだろうが。
ピンクの封筒とかピンクのリボンとか手紙の送り手の女がピンクという色と結び付けられているのだが、どの女がどんな色が好きだったのか覚えていないのだろうか。いないとして、その曖昧さがきちんと描かれているとは思えない。「今になって」思いつきのように急に出てきたので、20年間の厚みがないのだ。
ありていに言って、この作りは思わせぶりに思える。浅薄な主人公だから、では済まない。
フレデリック・エルメスの撮影の色調は魅力。
(☆☆★★★)
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ピンクの封筒とかピンクのリボンとか手紙の送り手の女がピンクという色と結び付けられているのだが、どの女がどんな色が好きだったのか覚えていないのだろうか。いないとして、その曖昧さがきちんと描かれているとは思えない。「今になって」思いつきのように急に出てきたので、20年間の厚みがないのだ。
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