prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ウルトラヴァイオレット」

2006年06月30日 | 映画
この手の美女とアクションとCGが入り乱れる映画って、どれもますます現実離れしてきたみたい。
ミラ・ジョヴォビッチのアップでもぼうっとエアブラシ風の(デジタル?)処理がしている感じで、もともと人間離れしたスタイルとタイプなのに加えて、コスチュームもアクションの振り付けも、もうあれよあれよという感じ。

ストーリーも一応人間とウィルスに感染した「ファージ」とが入り乱れる趣向だが、だんだんどっちがどうなってるのかわからなくなってくる。両方悪者と忍者もどきの黒ずくめ軍団ばっかりなんだもの。
まあ、あれよあれよという感じで突っ走ってるのは、「現実」も一緒だが。

「リベリオン」の監督だというけど、あれに出てきた「ガンカタ」ってえ振り付けの延長にあるのだそう。要するに時代劇で何十人に一度にかかられてもぶった斬ってしまう殺陣を、銃とカンフーも織り交ぜてパワーアップしたようなものですな。
血がときどき思い出したようにしか流れないのも、一緒。
退屈はしないけれど、お約束以上のものは出てこない。
(☆☆☆)



ウルトラヴァイオレット - goo 映画

ウルトラヴァイオレット - Amazon