prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「LIMIT OF LOVE 海猿」

2006年07月02日 | 映画
素材と仕込みはしっかりしているけれど、微妙に小骨が当たって味付けの濃さが舌に残る。

ドキュメントタッチの画の迫力・スケールは見ごたえ十分、伊藤英明はじめ役者たちも体を張ってるし、隙間なく見せ場をつないで、いったん話が終わったとしか思えないように見せてもう一回盛り上げるスタミナなど、よくやってます。

だけどテレビレポーターの扱いや、ホテルのロビーにウェディングドレス姿で出てきてしまう加藤あい(なんでああ立ち入り禁止になりそうな場所に神出鬼没に現れるのだろう)とか、プロポーズのセリフがスピーカーで衆目に轟いてしまう趣向、などのフジテレビ臭は、好きな人には良いのでしょうけどね。ちょっとづつひっかかる。

あと、船が傾いてるのに昇っていく煙突が垂直っていうのはどういうこと?
沈没するのに、煙突のてっぺんから先に水が入ってくるのも、変。
(☆☆☆★)



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