1973年5月に公開数日で打ち切られたといういわくつきの日活ロマンポルノ。
原作はマルキ・ド・サドの「新ジュスティーヌ」で、昭和初めごろの日本に翻案してある。監督・脚本 神代辰巳、撮影 前田米造。
女主人殺しの罪で追われていた女中が、親切(?)な金持ち女に拾われてやってきた屋敷で、サディスティックな快楽の為にとことんいたぶられる。ハナシはあってないようなもので、えんえんとSM(というよりSばっか)シーンが続くのだが、画面修正が当時のままで今の目で見るとそれほど驚かない。
日本映画で、それもロマンポルノではどうも金持ちの屋敷に見えないのが困る。
屋敷の主人が山谷初男で、「胎児が密漁するとき」での役名が丸木戸定夫というのだから、一種の楽屋落ち。
流行歌の使い方がうまく、クライマックスに黒澤明の「生きる」で使われた「ゴンドラの歌」が流れるのがパロディ的な効果を出している。
(☆☆★★★)
![](http://www.geocities.jp/kogure_hirosi/prisoner.gif)
女地獄 森は濡れた - goo 映画
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原作はマルキ・ド・サドの「新ジュスティーヌ」で、昭和初めごろの日本に翻案してある。監督・脚本 神代辰巳、撮影 前田米造。
女主人殺しの罪で追われていた女中が、親切(?)な金持ち女に拾われてやってきた屋敷で、サディスティックな快楽の為にとことんいたぶられる。ハナシはあってないようなもので、えんえんとSM(というよりSばっか)シーンが続くのだが、画面修正が当時のままで今の目で見るとそれほど驚かない。
日本映画で、それもロマンポルノではどうも金持ちの屋敷に見えないのが困る。
屋敷の主人が山谷初男で、「胎児が密漁するとき」での役名が丸木戸定夫というのだから、一種の楽屋落ち。
流行歌の使い方がうまく、クライマックスに黒澤明の「生きる」で使われた「ゴンドラの歌」が流れるのがパロディ的な効果を出している。
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