1966年製作(日本公開1971年)、マリオ・パーヴァ監督、イタリア映画。
影と原色を強調した画面作りは魅力があるが、ショックシーンが今見ると弱くて間延びして見えるし、ヒロインと幽霊との因果関係が読めているのにラストまでひっぱってオチにしようとしているので、ドラマ的に膨らみようがなくてあっけない。
金髪で真っ白な顔色の少女の幽霊が神出鬼没に現れるのが一番面白く、「世にも怪奇な物語」フェリーニ編より一年早い製作。
窓の外に少女がはりついて覗き込んでいる場面で、窓の桟を顔の真ん中に入れるようにしている(つまり普通の人間だったらわざわざ見ずらくしている)一見なんでもなくて考えてみると異様な演出は漫画家のささやななえこがエッセイで指摘して、自作でも引用していた。
あと、らせん階段をめまいを起こさせるように撮ったり、唐突にドッペルーゲンガーが現れたりするなど、部分的に面白い。
(☆☆★★★)
本ホームページ
呪いの館 - goo 映画
影と原色を強調した画面作りは魅力があるが、ショックシーンが今見ると弱くて間延びして見えるし、ヒロインと幽霊との因果関係が読めているのにラストまでひっぱってオチにしようとしているので、ドラマ的に膨らみようがなくてあっけない。
金髪で真っ白な顔色の少女の幽霊が神出鬼没に現れるのが一番面白く、「世にも怪奇な物語」フェリーニ編より一年早い製作。
窓の外に少女がはりついて覗き込んでいる場面で、窓の桟を顔の真ん中に入れるようにしている(つまり普通の人間だったらわざわざ見ずらくしている)一見なんでもなくて考えてみると異様な演出は漫画家のささやななえこがエッセイで指摘して、自作でも引用していた。
あと、らせん階段をめまいを起こさせるように撮ったり、唐突にドッペルーゲンガーが現れたりするなど、部分的に面白い。
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