日本劇場未公開 Thieves Highway 1949年、ジュールス・ダッシン監督、リチャード・コンテ 、ヴァレンティナ・コルテーゼ 、リー・J.コッブ主演。
生き馬の目を抜く観の長距離トラック運転手の世界を描く。
リチャード・コンテの主人公は、リンゴを買い付けてサンフランシスコまで運んで一攫千金を狙うのだが、相棒が季節労働者(スペイン語を話している、メキシコ系だろう)の取り分を足元を見て買い叩くあたりからハードな駆け引きの描写が始まる。
輸送の途中タイヤがパンクしてタイヤを交換する時ジャッキが外れてトラックの下敷きになるタッチも怖いが、イタリア語がとびかったりしている市場に着くと、顔役のリー・J・コッブがヴァレンティナ・コルテーゼを50ドルで雇ってコンテを誘惑させ、その間に積荷のリンゴを勝手に売り捌いてしまうという悪どさで、1954年の「波止場」の先駆けとなる貫禄を見せる。
彼の罠で両足を失った父親の仇討ちという設定もあるのだが、最後復讐を遂げる詰めがいささか甘くなるのは残念。
ダッシンとしては「裸の街」と「街の野獣」の間に位置する作品で、相棒が事故死するあたりのモンタージュや無数のリンゴが斜面を転がってくるあたりなどに演出の冴えが見られる。
(☆☆☆)
本ホームページ
深夜復讐便 - goo DVD
深夜復讐便 thieves highway - Imdb
生き馬の目を抜く観の長距離トラック運転手の世界を描く。
リチャード・コンテの主人公は、リンゴを買い付けてサンフランシスコまで運んで一攫千金を狙うのだが、相棒が季節労働者(スペイン語を話している、メキシコ系だろう)の取り分を足元を見て買い叩くあたりからハードな駆け引きの描写が始まる。
輸送の途中タイヤがパンクしてタイヤを交換する時ジャッキが外れてトラックの下敷きになるタッチも怖いが、イタリア語がとびかったりしている市場に着くと、顔役のリー・J・コッブがヴァレンティナ・コルテーゼを50ドルで雇ってコンテを誘惑させ、その間に積荷のリンゴを勝手に売り捌いてしまうという悪どさで、1954年の「波止場」の先駆けとなる貫禄を見せる。
彼の罠で両足を失った父親の仇討ちという設定もあるのだが、最後復讐を遂げる詰めがいささか甘くなるのは残念。
ダッシンとしては「裸の街」と「街の野獣」の間に位置する作品で、相棒が事故死するあたりのモンタージュや無数のリンゴが斜面を転がってくるあたりなどに演出の冴えが見られる。
(☆☆☆)
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