なんか仇役が三人(というのか?)もいて、その上スパイダーマンまで悪に染まり(「スーパーマン3」もそうだったなあ)、仇役も必ずしも悪い一方ではなく同情の余地があるとなると、ドラマの図式がなかなかぴしっと決まらず、ぐらぐらしたまま時間を食う。善悪二分法でないから深みが出るってものでもないし。
その上、見せ場となるととにかくたっぷりという感じでやたら長々と続くので、いささかへたばった。
CGの専門誌で解説していたサンドマンの作り方の解説見ている方が面白い気がした。
悪くなった時のピーターの前髪を斜めに流した髪型は、ヒットラーがモデルだろう。
サンドマンの妻役でテレサ・ラッセル(「ジェラシー」1980)が出てきたのに驚いた。老けてはいるけれど、誰かわかる程度に食い止めている。
(☆☆☆)