射撃の角度を何ミルと指定するとか、自殺擬装用の装置とか、原作がそうなのだろうが、ディテールが充実していてそれほど手の込んだ話ではないが飽きさせない。
一発必中の射撃の集中感と、派手に銃弾と爆弾を振り撒くスペクタクルとの混ぜ合わせのバランスもいい。
上院議員役にネッド・ビーティが久しぶりの出演。「脱出」で男に犯される(!)男の役から、「ネットワーク」のカリスマ的テレビ経営者までこなす人だが、ここ十年くらいテレビ出演が多かったみたい。実にアメリカ的に悪い(当人は正しいつもりでいる)政治家らしい。
マーク・ウォルバーグも狙撃者らしい柄を出して好演。伏射のポーズなどもそれらしい。
(☆☆☆★★)