prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「レッドクリフ PartII」

2009年05月25日 | 映画
圧倒的な戦力の差を埋めるのに必要な十万本の矢をどう確保するか、そして火責めを行うにあたって重要な風向きの変わり目までにどう時間を稼ぐかといった具合に、こうするためにはこうしなくてはいけないという具合にひとつひとつ戦略を積み重ねていくプロセスがわかりやすく、クライマックスまであまり見せ場がなくても飽きさせない。

いざ戦闘が始まったらもう圧倒的なスケールと徹底した物量で圧倒される。炎の効果など、どうやって作り出したのかメイキングが見たくなった。
香港ノワール時代のジョン・ウーのトレードマークである互いに銃をつきつけ合うポーズが剣に代えて再現されるわけだけれど、引き金を引くだけでいい銃に比べると切迫感はどうしても弱い。
三国志って、こんなに女の出番が多い話だったっけという気もする。御時世ですか。
敵役であるところの曹操がマヌケでドジに見えるのはちょっと困る。
(☆☆☆★★)


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