ジョン・ウーばりのアクロバティックな銃撃戦のアイデアにすべてのエネルギーを注ぎ尽くした作り。ドンパチは好きなのだけれど、そればっかというのは退屈しないがだんだん飽きてくるのは避けられない。ジョン・ウー自身は銃撃戦からいったん離れているけれど、こういうのが出てくる状態では賢明みたい。
ヒーローにニンジンをくわえさせてバッグス・バニーにたとえているわけだけれど、キャラクターに共通するものは何もない。昔の映画オタクの元祖みたいな監督のピーター・ボクダノヴィッチが「おかしなおかしな大追跡」でバーブラ・ストライサンドにやはりニンジンをくわえさせてバッグス・バニーにたとえてたけれど、オタク好みなのかな。
原田眞人監督「ガンヘッド」の高嶋政宏もバニー風にニンジン齧ってましたな。
(☆☆☆★)