prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「サロゲート」

2010年02月22日 | 映画
偶然なのだろうけれど、「アバター」にモチーフが似てますね。人間とは別のもうひとつの肉体(この場合は精巧なロボット)が作り出されて、代わって危険だったり行きたくなかったりする世界に派遣されるというあたり。
実物と同じ見かけである必要はないわけで、ネカマ(←死語)みたいに実物は爺さんでもサロゲートは若い美女ということもできる。

もっとも、案外こういうアルターエゴのモチーフは昔からあったし映画では若いときと年食ったときを別々の役者がやったりするのが常態でもあるので、いろいろと今風の意匠をまとっているけれど、モラルとしては案外と古風な「本物」の「自分」肯定でまとめている。

ブルース・ウィリスが「ダイ・ハード」一作目のハイテクと無縁のアナログ人間のイメージを再現している。
(☆☆☆)


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