prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ハウスメイド」

2011年09月30日 | 映画
韓国らしいどろどろしたドラマと優雅な調度品、音楽(ベートーベンほか)との混交。オリジナルの「下女」というタイトルの方がぴったりくる。

女ばかりの登場人物の中で男は一人だけだが、負けず劣らずしぶとく傲岸で性欲むんむんで十分対抗している。
小さな女の子も微妙に怖い。

今の韓国の階級社会というのがどれくらいのものか知らないが、相当に激しい断絶があるように思う。金持ち一家は韓国料理はまるで食べないで西洋料理とワイン。ステレオは真空管というのが金持ちっぽい。
上流階級も下層階級もそれぞれ腐敗していて、階級制度自体が腐敗の温床という感じ。

だけど、オープニングの自殺騒ぎ、結局本筋と関係ないのね。
ラストもショッキングなわりに意味がよくわからない。
(☆☆☆★)

人気ブログランキングへ


本ホームページ


ハウスメイド - goo 映画

ハウスメイド [DVD]
クリエーター情報なし
Happinet(SB)(D)