低予算映画「13 ザメッティ」のリメーク。
オリジナルを見た時は気づかなかったが、「カイジ」に似ているな、と思った。もっともあっちの方が描写が粘っこい分おもしろい(映画ではない、原作の方)。
しかし基本的に無理がある設定で、ぐるっと次の男に銃をつきつけた男が輪になっている画はおもしろいけれど、ランプがつくのに合わせて人につきつけた銃の引き金を引くって、演出が手ぬるいせいかタイミングが合うかどうかわからないではないかと思わせてしまう。
やらせる側にとってもずいぶん危ない橋を渡るわけで、それにしては動く金が少ないし、金を賭ける連中のようすもショボい。都市伝説的というか、嘘っぽい分かえってありそうな感じがするのと、観客側の被害者意識にのっかっているもっともらしく見せているけれど、ミッキー・ロークやジエイソン・ステイサムといったスターが出ている分、嘘っぽい方に傾いたし、話のまとめようがなくなる。
基本的にデス・ゲームものって、おもしろくなりそうでならないなあ。基本的に不愉快な設定なのだから、乗せるにはよほどの手練手管が要るのだろう。
ロシアン・ルーレットを広めた元祖としてはなんといっても「ディア・ハンター」だろうが(もっとも映画としてはベルイマンの「夏の夜は三度微笑む」が先に取り上げているし、星新一の昔の作品にも出てきている)、あれも実際にやっていたかどうかはともかく、前半の結婚式の分厚い描写にのっかってリアルに見えていたけれど結構突っ込みどころ多いのです。
(☆☆★★★)
本ホームページ
公式サイト
ロシアン・ルーレット@ぴあ映画生活
オリジナルを見た時は気づかなかったが、「カイジ」に似ているな、と思った。もっともあっちの方が描写が粘っこい分おもしろい(映画ではない、原作の方)。
しかし基本的に無理がある設定で、ぐるっと次の男に銃をつきつけた男が輪になっている画はおもしろいけれど、ランプがつくのに合わせて人につきつけた銃の引き金を引くって、演出が手ぬるいせいかタイミングが合うかどうかわからないではないかと思わせてしまう。
やらせる側にとってもずいぶん危ない橋を渡るわけで、それにしては動く金が少ないし、金を賭ける連中のようすもショボい。都市伝説的というか、嘘っぽい分かえってありそうな感じがするのと、観客側の被害者意識にのっかっているもっともらしく見せているけれど、ミッキー・ロークやジエイソン・ステイサムといったスターが出ている分、嘘っぽい方に傾いたし、話のまとめようがなくなる。
基本的にデス・ゲームものって、おもしろくなりそうでならないなあ。基本的に不愉快な設定なのだから、乗せるにはよほどの手練手管が要るのだろう。
ロシアン・ルーレットを広めた元祖としてはなんといっても「ディア・ハンター」だろうが(もっとも映画としてはベルイマンの「夏の夜は三度微笑む」が先に取り上げているし、星新一の昔の作品にも出てきている)、あれも実際にやっていたかどうかはともかく、前半の結婚式の分厚い描写にのっかってリアルに見えていたけれど結構突っ込みどころ多いのです。
(☆☆★★★)
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ロシアン・ルーレット@ぴあ映画生活