prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「華麗なるギャツビー」

2013年07月03日 | 映画
監督のバズ・ラーマンのこれまでの作風というと、ケバくて派手なスタイルで古典的な題材の表紙を貼り替えるといったもので、今回もパーティ場面の派手さに腕によりをかけた感じ。
原作は古代ローマの大宴会が描かれる「サチュリコン」の影響を受けているらしいけれど、フェリーニの「サテリコン」とか、ゼッフィレッリの古典の再生(「ロミオとジュリエット」をラーマン版と比べてみるといい)みたいな古典の裏打ちの厚みは3Dでもあまり感じられない。
とはいえギャッビーという男が裏に抱えたダークサイドと純情をディカプリオはよく出した。ただし、周囲の演技陣は役者全員を放し飼いにしているみたいでアンサンブルが乱れ気味。

友人がアルコール依存で入院している病院で治療のために書く文章、という一種の枠物語にしたのは、原作者のフィッジェラルドが依存症になった事実に合わせてのことなのは明白。

原作小説はグレート・ギャッビーか偉大なるギャッビーかで、「華麗なる」とついたのはロバート・レッドフォード主演の映画化からだと思う。映画にはその方がいいですね。英語のグレートというのは、日本語の偉大というより使う範囲が広いみたいで、映画「シャンプー」ではかっこいい、切れ者、イケてる、といった意味で使われていたと思う。

貧しい青年が幼馴染の初恋の相手のもとに金持ちになって戻ってくる、という発端は「嵐が丘」みたいなのだが、そのあとの展開は真逆ですね。女が作った物語と男が作ったものとの違いというか。
(☆☆☆★★)

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華麗なるギャツビー@ぴあ映画生活

7月2日(火)のつぶやき

2013年07月03日 | Weblog

猪瀬知事書き込み「不穏当」…裁判長が削除促す(読売新聞) - Y!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130702-… なんだ、まだ消してなかったのか。


アメリカのドラマ見ていると、法の適正な手続き(due process of law)を踏まなかった段階で、弁護士から証拠排除要求が出て初めから立件できないという場面をよく見るけれど、日本だとこれだけ強引な立件でも問題にならないのか。 #ss954


あと翻訳機が出てきてくれないかな。今騒いでる英語教育が全部ふっとぶような。 #ss954


だって日本による朝鮮半島の植民地支配に協力したとされる人の子孫の土地などを国有化する法を作ったりして、つまり法の不遡及という近代法の大原則を無視する国ですから。 @20440626  韓国の裁判所って何なの、あの国の裁判所の正当性を疑うレベル。 #ss954


かたや無音、かたや野球。 #ss954


日本相手になると報復感情丸出しになるのですね。法っていうのはお互いに仕返ししだしたらきりがないから作られたものでもあるのに。 @tanu7013 たしか日本での仏像窃盗事件にたいしても驚きの判決が出ていたような。 #ss954


アメリカではかなりの程度スノーデンはアカかテロリストの手先だと言われていると思う。 #ss954


ストリーミングは無音でも放送事故にはならないのですね。放送ではないからか。 #ss954


だいたい、誤認逮捕による損失がろくに補償されないであたりまえ、というのもひどくないか。 #ss954


古いけど、かい人21面相による声明も一方的に発表されて、気まぐれみたいに打ち切られておしまいになりましたね。 #ss954