東京文化会館にて。
バーナード・ハーマン作曲による楽曲を生のオーケストラ演奏で実際の映画「サイコ」の画面にぴったり合わせて演奏する試み。
セリフや効果音はそのままで音楽だけ生になるわけで、ダビング風景をリアルタイムで見ているようでもあるが、逆に音楽が生で印象が強いものだから、役者の方が当て振りしているような感じになることもある。それにしても、音楽だけ聴いていると完全に現代音楽という感じだが、画とあわせると無理なく見られてしまう。
デジタルリマスター版でこれまで見た一番でかいスクリーン上のネット・リーやアンソニー・パーキンスのメイクが付け睫毛ばりばりで若干塗りこめたような白黒映画時代のものだから、なおさら人形がかって感じられるところがある。
演奏そのものはテンポがオリジナルと同じなのはもちろん、音色も基本同じで、ただ音質が当然これ以上ありえないくらいアップしている。編成がすべてストリングスなのは知っていたが、本当にそうなのを確認。
今回久しぶりに見ると、結構細部に粗があるものだとも思う。モーテルで空き部屋に鍵かけてないのか、とか、掃除を欠かさないのに一週間前にトイレに捨てた紙片がそのまま残っているのか、ね。
あと、このモーテルにはテレビがないのね。もうテレビ時代になっているわけで、映画自体テレビのスタッフを使って安く早く作っているのだし、ラストの警察署前にテレビ中継車が一台来ている。
調べたら、テレビのヒッチコック劇場が1955年、この「サイコ」が1960年の製作。
本ホームページ
バーナード・ハーマン作曲による楽曲を生のオーケストラ演奏で実際の映画「サイコ」の画面にぴったり合わせて演奏する試み。
セリフや効果音はそのままで音楽だけ生になるわけで、ダビング風景をリアルタイムで見ているようでもあるが、逆に音楽が生で印象が強いものだから、役者の方が当て振りしているような感じになることもある。それにしても、音楽だけ聴いていると完全に現代音楽という感じだが、画とあわせると無理なく見られてしまう。
デジタルリマスター版でこれまで見た一番でかいスクリーン上のネット・リーやアンソニー・パーキンスのメイクが付け睫毛ばりばりで若干塗りこめたような白黒映画時代のものだから、なおさら人形がかって感じられるところがある。
演奏そのものはテンポがオリジナルと同じなのはもちろん、音色も基本同じで、ただ音質が当然これ以上ありえないくらいアップしている。編成がすべてストリングスなのは知っていたが、本当にそうなのを確認。
今回久しぶりに見ると、結構細部に粗があるものだとも思う。モーテルで空き部屋に鍵かけてないのか、とか、掃除を欠かさないのに一週間前にトイレに捨てた紙片がそのまま残っているのか、ね。
あと、このモーテルにはテレビがないのね。もうテレビ時代になっているわけで、映画自体テレビのスタッフを使って安く早く作っているのだし、ラストの警察署前にテレビ中継車が一台来ている。
調べたら、テレビのヒッチコック劇場が1955年、この「サイコ」が1960年の製作。
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