芸大の卒業制作の段階で技術的には完成しているのにはやはり驚くし、描写のリアリズムというだけでなく母親の首の奇妙な長さとか表情など通常の母子像よりちょっと突き抜けたところがある。
余白の使い方がちょっと独特で、26歳のときの水上に浮かぶ舟の画など、水平線がまったく見えないのはもちろん、視界を遮るもやの類も描いておらずまったくのブランクになっている。
これはそのあとの作品でも背景にあたる部分が表現としての余白ではなく紙の地そのままみたいになっている、モダンアートがかったところがある。
有名な猫の画で爪ががっと木の枝をつかまえている力の入り具合を表現しているのは、ありそうであまりない。
しかし、三連休とはいえ混んでます。

本ホームページ
菱田春草展
余白の使い方がちょっと独特で、26歳のときの水上に浮かぶ舟の画など、水平線がまったく見えないのはもちろん、視界を遮るもやの類も描いておらずまったくのブランクになっている。
これはそのあとの作品でも背景にあたる部分が表現としての余白ではなく紙の地そのままみたいになっている、モダンアートがかったところがある。
有名な猫の画で爪ががっと木の枝をつかまえている力の入り具合を表現しているのは、ありそうであまりない。
しかし、三連休とはいえ混んでます。

本ホームページ
菱田春草展