目つきが尋常ではないのは敵役のメル・ギブソンもそうで、タブレットに映る映像で目が赤目現象を起こしているように写しているのが効果的。
この人、マッドマックスの時から狂的な役が多かったが、アルコール依存の治療受けたりユダヤ人差別の暴言を吐いたり、実際そういうところあるみたい。
新登場のアントニオ・バンデラスのキャラクターがとにかく口から先に生まれたみたいに猛烈なおしゃべりだが、そういうキャラクターだったっけ。並んでみると割と小柄。
毎度のことながら、スターそれぞれにキャラクターの肉付けしなくてはいけないのは大変だが、三作目となると余裕が出てきた感はある一方で、ずっと出ているキャラで扱いがぞんざいになるのも出てきてしまう。ジェット・リーの出番がずいぶんと少ない。特別出演的なシュワルツェネッガーの、さらに添え物みたい。そういえば、リー・リン・チェイ(李連杰)として「少林寺」に出た時のギャラは一日1HK$だったという、冗談みたいな話。
十分おじさんのジェイソン・ステイサム(ハゲだし)が若く見える。先日とあるアクション・ヒーローのランキングで一位になったというのも、他のおじ(い)さんたちの全盛期を知らない層の投票だったのではないか。
エンド・タイトルにずらりと並ぶ人名の語尾が-ovだらけで、ときおり-vaが混ざる。スラブ系の名前ということだろう、ロケ地もブルガリア。最近大がかりな群衆アクションシーンを撮るのに東欧にロケすること多いですね。ハンガリーでロケした「ヘラクレス」もそうだった。
(☆☆☆★★)
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション@ぴあ映画生活
映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』 - シネマトゥデイ