prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「牙狼之介 地獄斬り」

2014年11月23日 | 映画
西村晃が夏八木勲の父親役とそれとそっくりの罪人の二役を演じるのが眼目。
父親は幼い息子を道場破りで稼ぎながら育てしまいには惨めに殺されてしまうのに対し、罪人の方は無力な相手に喋れば助けてやると言っておいて情報を聞き出したら突き殺してしまう、それも三度傘をさしかけておいて血しぶきが自分にかかるのを避けるという具合にまことに冷酷で残忍。これを演じ分けるのは西村晃としては別に難しくはないだろうが敵役と愛憎ないまぜた感情を持つのはドラマとしての陰影をつけた。
これはシリーズ二作目だが、血しぶきはやや抑えた感じ。

西村が刀を片手で持ち背中を丸めて突進する姿は「十三人の刺客」(1963)を思わせる。これが1967年製作だから、あの剣客役を念頭にして起用したのか。
夏八木勲はまだ主演級になって間もない頃で、とにかくがむしゃらに暴れている感じ。

五社英雄の名を売った刀で人を切る斬殺音のほか、冒頭の水車の音が強迫的に響き女を狂乱させる効果など、音の使い方に工夫がみられる。「薄化粧」のラジオの音とか、「出所祝い」の津軽三味線の使い方とか、耳のいい監督なのだな、と思った。


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11月22日(土)のつぶやき

2014年11月23日 | Weblog

「報道ステーション」の高倉健さん報道 「酷い」と批判殺到 #ldnews news.livedoor.com/article/detail… 批判した奴もバカだが、この記事を書いた奴もバカ。本当に信じられないくらいちょっと前のことを知らない。


とにかくサヨとか団塊とかの悪口言ってればいいという安直さ。


「映像をほしいというニーズはある。放送・新聞・雑誌は、それを使って報道したい場合があるわけです。だから放送をせっせと録画する業者があり本来ならば著作権法に触れるはずですが、みんな黙認して映像をカネで買っています 」gohoo.org/14112102/ アーカイブがないから


歴史を記録しているという自覚が報道にないから。事実を記録して後世の判断に資するという発想自体、メディアばかりか公的機関全般にない。


静電気が全力を出すとこんにゃことににゃる…実感できゅる写真いろいろ labaq.com/archives/51839… @lbqcom


健さん“放送禁止歌”50年ぶりによみがえる 「網走番外地」の復刻へ headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141122-… 「発売当時、歌詞の一部に隠語が含まれていることなどから『刑務所を美化しているように読める』として…放送禁止歌指定」へ?割とちょいちょい放送されていた印象だったけど。


たった一分、人によっては数十秒で読めますから、選挙前に、ちゃんと読んでみて下さいね。 pic.twitter.com/55sZ2fjjak

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | RT

yapoono6さんの脳内は「妄」15%「金」10%「勇」20%「夜」10%「廃」10%「星」15%「怠」15%「休」5% ポイント:160pt ランキング:124824位 twimaker.com/?ref=yapoono6 #twimaker


高倉健さんの追悼映像に各局が配慮 ヤクザ映画の放映をめぐり news.livedoor.com/article/detail… バッカじゃねえのか。


たとえば「幸福の黄色いハンカチ」はヤクザ映画で培われた健さんのイメージを生かしてその上に新しいイメージを作るのに成功したわけで、元を知らなかったら表面的な理解にしかならないだろう。