prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「紙の月」

2014年12月08日 | 映画
1994年から数年にわたる物語とあって、登場人物の誰も携帯を持っていない。さりげないけれど、時代考証はきっちりやっている感じ。
正直、今だとこういう手口で横領するのは難しそうなので物語上必要でもあるだろう。

金を横領するのに男とか物欲といったわかりやすい動機づけでとどまらず、ある意味純粋でもありわかりにくくもある「与える喜び」そのものにゆっくり迫っていくタッチがいい。
原田知世主演のテレビ版はもっとヒロインが能動的だった気がするが、ここでの宮沢りえはちょっと心ここにあらずのようで、悪気とか欲望あっての犯行というより、あるところからないところに、金が必要としないところから必要とすると風穴をあけただけにも見える。

銀行内部の人事考課のシステムやキャラクターなどいかにもありそう、いそうと思わせる。
すでに受賞済みの宮沢りえをはじめ、演技賞が何人も出そう。
高級ホテルで豪遊しているところでちらっとカップラーメンを食べているのが入るのが実に効いている。
(☆☆☆★★)


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紙の月@ぴあ映画生活

映画『紙の月』 - シネマトゥデイ

12月7日(日)のつぶやき

2014年12月08日 | Weblog

日刊ゲンダイ|有権者はいいのか? 無党派層が棄権なら「自民大勝」の悪夢 nikkan-gendai.com/articles/view/… ゲンダイ記事の日付に注目。11月26日になっているが、8日後の12月4日付朝刊で全国紙が予言通りのことをやっている。


「安倍首相を支えている大新聞は、低投票率にするために、わざと選挙前に『自民300議席へ』という記事を1面に掲げる予定だという」その通りになった。


もともとこの選挙が読売新聞のとばし記事から始まったことからしても、これくらいあからさまに新聞が操作している選挙というのは空前だろう。


やしきたかじんについて二種類の見方をしている本が並べて売られてました。 pic.twitter.com/6ycgC8LQcD


押井さんは、もっと人を笑わせるものを無理してでも作ってくれたほうが……。そういう能力を持っているのに惜しいと、僕は思っている。いいんだよ、難しいことを言わなくても。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | RT

投票率上げるのだったら、脚の弱いお年寄りの所を回って投票してもらうようにしたら、かなり効果あるはず。 #選挙


しかし、神楽坂の食べ物屋の多いこと多いこと。