prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「幕が上がる」

2015年03月16日 | 映画
ももいろクローバーZといっても名前を知っているだけで、メンバーの名前も顔も何人組のグループなのかすら知らなかった(ひどいね)。
前にラジオで吉田豪が取り上げて、ももいろクローバー卒業式を開き、全員感極まって号泣しているところで、いきなりプロレス的展開狙いのマネージャーが、ももいろクローバーは卒業してももいろクローバーZとして再出発しますとサプライズをかましたもので、まったく知らされていなかった全員が激怒してどういうことですかと詰め寄ったという話しか知らない。
アイドルそのものにもアニメやゲームと同じように特に嫌いではないしバカにもしないが、とりたてて興味はない。

で、それがまったく問題にも邪魔にもならず、感心したし感動した。初めのうち誰が誰だかわからないくらいなのが、最後の方ではひとりひとりが粒立つとともに全体としてもひとつという「グループ」になる。一皮むけたとか成長したという具合にステージが上がったという以上に、今を生き続けている完成することのない生命感が出た。

一番変化の激しい時期の女の子たちがどんどん変わっていく生き生きとした姿を映像に写し取ることが、劇中劇の素材である宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を通して生きることのはかなさとかけがえのなさといった普遍的なモチーフにつながっていくのがいいところ。

コーチ役になる黒木華がただの変な美術教師かと思っていると、髪をほどいて窓を開けて光と風を入れて自分のことを喋ってみるという演技メソッド(具体的に何と呼ぶのか知らないが)をやってみるところで、一瞬で「演じること」の魔法を見せるのが圧巻。この人自身もできあがった指導者ではなく、まだ何者にも十分なりきっていない青春の中を生きている先輩として位置づけられるわけで、先に待っている世界の大きさにわくわくさせられる。

ただ変な幻想シーンとか意味不明のカメオ出演とか、なんでやるかな。今からでも再編集しないかと思うくらい。
(☆☆☆★★)


本ホームページ


「幕が上がる」公式ホームページ

幕が上がる@ぴあ映画生活

映画『幕が上がる』 - シネマトゥデイ

3月15日(日)のつぶやき

2015年03月16日 | Weblog

雨月物語 切腹
#私が一番好きな白黒映画
限りなく灰色のニュアンスが豊かな前者と、白と黒だけの後者。 pic.twitter.com/MYw0zJdr5u


キートンのセブン・チャンス
#私が一番笑った映画
死ぬほど笑った。死んで生まれ変わったのではないかと思うほど笑った。


式場の音響担当者と打ち合わせして唖然。著作権が去年の10月から厳しくなった関係で、式場側が用意してある曲以外を結婚式で使いたい場合は「CDの原盤」しか使用出来ないとのこと\(^o^)/ CD‐ROMに焼いたもの、レンタルCD、iTunes、MP3全部ダメだってさ!某協会てめぇ…!

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 5527 RT

海外ドラマの方が面白いものなあ。料金同じでも3Dより2Dの方選ぶ。目が疲れていけない。@eigacom 北米全人口の32%が1年に1度も映画館へ行かず 3D作品のブーム終焉も明確に eiga.com/l/r5dB7 #映画 #eiga


私は世界のおわりの前に自殺する、という人の気持ちがどうしてもわからない。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 7 RT

え?外国人の寿司好きってそういうこと?寿司愛を証明するための寿司グッズ18 karapaia.livedoor.biz/archives/52186… @karapaiaさんから


【これ聴いてます】スティーヴ・ライヒ:セクステット/ピアノ・フェイズ/エイト・ラインズ ml.naxos.jp/album/777337-2 #nml


マシューに遺産を受け取れえっと詰め寄ったりしないのね #ダウントンアビー


同じ払うなら葬儀屋より医者の方がいいって、それゃそうだ。 #ダウントンアビー


カーソンに生きたまま食べられそうだったって、ホント怖い顔してたw #ダウントンアビー


トーマスに向かって、キミはきらわれているのかって、伯爵なんて今更w #ダウントンアビー


屋敷はすでに堕落の街ゴモラと化しているなんてカーソンさんw #ダウントンアビー