出だしの大地震の描写はトンボが大発生したり水槽の魚が暴れて飛び出すといった予感の表現にすぐれ、スペクタクルとしても見ごたえあり。言い方は悪いが、建物の作りが雑な分、派手に壊れる。
主人公夫婦に男女の双子がいて、もうひとり欲しいなどと言っているのに、あれっと思ったが、中国で一人っ子政策をとるようになったのは1979年で唐山大地震があったのは1976年だから不思議はない。というよりそういう不自然な政策をとって35年以上にもなるのかと思わせる。
被災して行方不明になった女の子を人民解放軍の夫婦があまり実の両親を探さないでさっさと引き取ってしまうのにびっくり。一応人道的な行動か知らないが、話がこじれるに決まっているし、事実その通りになる。一家が生き別れになるのは地震のせいばかりではなく、文化大革命(1966年~77年)末期の混乱も関わっているはずなのだが、当然そのあたりは曖昧にしか描かれない。
本国では大ヒットしたらしいが、人民服を着た行列など、今の中国人にはどういう風に見えるのだろう。
四年前に公開予定だったのが東日本大震災が起こったので大きく公開が遅れたのだが、地震のシーンなど今でも見ていてかなり不安になる。四年前だと、今ほど日中感情悪くなっていなかっただろう。あまり今見ると素直に見られない。
東劇で見たのだが、アンプが故障したとかで途中で上映が途切れる。最近こういう上映事故は珍しいが、松竹本社のお膝ものの劇場でどうかと思うぞ。
本ホームページ
「唐山大地震」 公式ホームページ
唐山大地震@ぴあ映画生活
映画『唐山大地震』 - シネマトゥデイ
主人公夫婦に男女の双子がいて、もうひとり欲しいなどと言っているのに、あれっと思ったが、中国で一人っ子政策をとるようになったのは1979年で唐山大地震があったのは1976年だから不思議はない。というよりそういう不自然な政策をとって35年以上にもなるのかと思わせる。
被災して行方不明になった女の子を人民解放軍の夫婦があまり実の両親を探さないでさっさと引き取ってしまうのにびっくり。一応人道的な行動か知らないが、話がこじれるに決まっているし、事実その通りになる。一家が生き別れになるのは地震のせいばかりではなく、文化大革命(1966年~77年)末期の混乱も関わっているはずなのだが、当然そのあたりは曖昧にしか描かれない。
本国では大ヒットしたらしいが、人民服を着た行列など、今の中国人にはどういう風に見えるのだろう。
四年前に公開予定だったのが東日本大震災が起こったので大きく公開が遅れたのだが、地震のシーンなど今でも見ていてかなり不安になる。四年前だと、今ほど日中感情悪くなっていなかっただろう。あまり今見ると素直に見られない。
東劇で見たのだが、アンプが故障したとかで途中で上映が途切れる。最近こういう上映事故は珍しいが、松竹本社のお膝ものの劇場でどうかと思うぞ。
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