prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「スパイダーマン:ホームカミング」

2017年08月21日 | 映画
超能力というにはかなりスーツ頼みなもので、見た目の派手な割になんだか危なっかしい感じが抜けない。それが設定15歳というのに合っていて、しょっちゅうドジを踏むのが笑わせる。

もともとスパイダーマンが持っている童貞臭さを池上遼一版みたいな陰にこもった調子ではなくからっと笑わせるのがいい。
青春ものとスーパーヒーローものとの合体としてこなれていて面白く、主人公がうんと若くないとありえないストーリー上の趣向に感心した。

ヒロインも有色人種というのがNYやWDCが舞台とはいえ、ずいぶんPC的に進んでいて、今の時期に見るのに本来不必要だが独特の興趣を添えた。

ワシントン記念塔にエレベーターと展望台があるとは実は知らなかったので、そこを舞台にしたアクションというのが目新しい。それにしても、高い建物には展望台がつきものには違いないけれど、それにしては窓が思い切り小さい。その小ささをアクションの趣向に生かすなど考えたもの。
(☆☆☆★★★)

スパイダーマン:ホームカミング 公式ホームページ

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