舞台は中国、監督は三本のうち二本は中国人、一本が日本人、作画スタッフは日本人中心。
物語の舞台はすべて中国。中国の近い過去から現代に至る、農村から都市、下町から高層ビルが立ち並ぶ街まで多彩。
もともと中国のアニメ業界のブランドHaolinersの代表も務めるリ・ハオリン(李豪凌)監督が、 新海誠監督作で有名なコミックス・ウェーブ・フィルムにオファーを送り続けたことにより、プロジェクトが始動したとある。
どちらかというと内容からしても中国主導で日本側はアニメ技術を提供した感。
キャラクターデザインは完全に日本製アニメのそれで、作画スタッフも日本名がほとんど。
映像は光の感覚からデジタル処理からすこぶる高度。
中国の変貌の速さと、あまり国によっても変わらない、家族の情や恋愛といった若者たちの心情とが両立している。
カセットテープを小道具に使った第三話のノスタルジーは日本のそれと変わるとところがない。意外性を狙った話法もなかなかいい。
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