prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ザ・ファブル」

2019年07月09日 | 映画
出だしで躓いた。
岡田准一の身体能力を生かしたアクションを当然期待していたら、まずアニメでターゲットを狙う線がぐにゃぐにゃ現れて、体技を見るむしろ妨げになる。
岡田のパートナーの女と酒場で同席した男との絡みのシーンとカットバックするのだが、まだここではこの女が誰なのかわからないからアクションを断ち切る恰好になるし、女がやたら強いファブルといつも一緒なのでだらしない男の酔態に喜ぶ原作の面白さの前提もわからない。

体技に関してはさすがに見事だけれど、マスクかぶっていると今ひとつ見ていて感情が高まらないのだな。

悪役たちのサイコパス的なキャハハ芝居は日本映画の悪弊というべき。

暴対法施工後にあんな豪勢な暴力団などあるのかと思うし、殺し屋が普通の生活を送るという設定に沿っていない。

「ザ・ファブル」 - 公式ホームページ

「ザ・ファブル」 - 映画.com





7月8日のつぶやき

2019年07月09日 | Weblog