prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「658km、陽子の旅」

2023年08月18日 | 映画
さむざむとした冬の風景は文字通りアニェス・ヴァルダ「冬の旅」を思わせたりもするが、行き倒れて終わるあれに比べたらまだ人情味があるように思う。
性暴力を受けたり十分にイヤな目にはあっているにせよ。

ヒッチハイクで青森まで行くのって、どの程度危険を伴うのか、命があるだけいいというより、命が鉋で削られるのに近い。