時間軸に沿ってではなく、交錯させるのは「エディット・ピアフ 愛の賛歌」と共通するオリビエ・ダヤンの手法ということになるだろうが、アウシュビッツに収容されていた過去の体験と、各政治的功績がそれぞれ塊になって同時進行していくような印象をもたらす。
こういう体験をしていたからこういう政治的立場をとったというような理由づけを必ずしもしていない。
フランスで中絶がついこの間まで禁止されていたとは知らなかった。
と同時に、なんで男性議員がああもいきり立って反対するのか、しなくてもいいのにと「軽く」考えていた意味についても改めて知らないとなと思った。