今年の5月に日本公開された「胸騒ぎ」という映画のリメイクらしい。
ずいぶんオリジナルとリメイクの間をおかない公開です。オリジナルの監督・脚本のクリスチャン・タフドルップとマッズ・タフドルップ が脚本に
参加しているのが珍しい。
それを知らないで見たもので、田舎の孤立した農家が主な舞台という設定からしてかなり「わらの犬」っぽいと思った。
窓ガラスを割ったり猟銃をぶっ放したりといった暴力が表に出るまでじりじり焦らす構成もそう。というより、そちらがむしろ眼目だろう。
スクート・マクネイリーが一家の主としてジェームズ・マカヴォイに対抗しなくてはいけないのに「わらの犬」のダスティン・ホフマン同様かなり弱虫で、妻役のマッケンジー・デイヴィスが178cmと長身なこともあって比較するとどうも頼りない。
これまた懦夫奮起せば、的展開にはなる。
半ば人質になっている口のきけない子供の扱いがきつい。