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この監督の作品には、妙に理科系的なアイテムが出てくるな、と思う。
「ドレミファ娘の血は騒ぐ」の「恥ずかしさ」計測器だの、「ドッペルゲンガー」のロボットアームだの。あくまで理科系「的」で、昔のSF映画の科学者の実験室みたいな匂いにする。
ここでは、クラゲ。なんとなく生命発生時のイメージ画代表みたいな生き物だと勝手に思う。あと、藤達也がテレビ類を修理して売る商売をしているという図も。
展開があまりに行き当たりばったり的でどうも見通すのが苦しいが、ときどき妙に世界が宇宙的に広がる瞬間がある。
ラストの若者たちがなぜか革命家のイコンであるところのゲバラのTシャツを着ているのは、「アカルイミライ」というちょっとひねた言葉を絵にしたよう。
浅野忠信の部屋に「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラが置いてあるのも皮肉。
(☆☆★★★)
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本ホームページ
アカルイミライ - Amazon
「ドレミファ娘の血は騒ぐ」の「恥ずかしさ」計測器だの、「ドッペルゲンガー」のロボットアームだの。あくまで理科系「的」で、昔のSF映画の科学者の実験室みたいな匂いにする。
ここでは、クラゲ。なんとなく生命発生時のイメージ画代表みたいな生き物だと勝手に思う。あと、藤達也がテレビ類を修理して売る商売をしているという図も。
展開があまりに行き当たりばったり的でどうも見通すのが苦しいが、ときどき妙に世界が宇宙的に広がる瞬間がある。
ラストの若者たちがなぜか革命家のイコンであるところのゲバラのTシャツを着ているのは、「アカルイミライ」というちょっとひねた言葉を絵にしたよう。
浅野忠信の部屋に「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラが置いてあるのも皮肉。
(☆☆★★★)
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