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リメイク版の「ショウタイム・セブン」の固定カメラで阿部寛のアップとスタジオいっぱいに引いたカットをつないでメリハリを利かせた画面作りに対して、こちらはドキュメンタリー調の手持ちを多用したカメラワーク。
リメイクが夜の七時からのリアルタイムの中継なのに対し、こちらは午前九時からと昼間のできごと。
こちらでは政府の偉いさんが乗り込んでくるし、上役も容赦なく圧力をかけてくる。おしなべて描写が直接的で白昼テロの被害がエスカレートするのに対して「ショウタイム」では夜の闇に沈めて話が重層化する。
阿部寛が相当にしたたかに自分にふりかかった危機を逆手にとってスターキャスターへの返り咲きを果たすのに対し、ハ・ジョンウはかなり良心的に振る舞う。
後半、かなり物理的なアクションシーンが多くなるのも心理劇的なリメイクとは対照的。