prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「レジェンド・オブ・ゾロ」

2006年02月10日 | 映画
なんでゾロが覆面している必要あるのでしょうね。もともと官憲と戦う必要があったから身元を隠すためにしていたんでしょ。ここでの敵は公権力ではないし、むしろ知事などゾロの味方なくらい。お約束だからには違いないのだけれど、なまじ素顔を見られるのをストーリーのポイントにしているから、ひっかかる。

ひっかかるといえば、カリフォルニアがアメリカに統合されるのを頭から良いこととして描いているのもカチンときた。それでメキシコ人を締め出して、入国してきても差別しまくっているのは、どこの国ですか。娯楽映画だからこそ、こういうことには配慮が必要なはず。

血があまり出ないアクションや、家族の危機の絡ませ方など、ごく型通りのハリウッド製品。無難な出来だが、悪役がいささかチャチ。
(☆☆☆)

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