#11「迷える子羊」
Mr.Monk Joins a Cult
演出 アントン・クロッパー Anton Cropper
脚本 ジョシュ・シーガル ディラン・モーガン Josh Siegal Dylan Morgan
若い女性アマンダが殺害され、目撃者の証言から、彼女が1年前まで入っていたカルト教団の教祖が容疑者として浮かび上がる。カルト教団「太陽の兄弟」は “ファーザー”と呼ばれる教祖のもと、施設で集団生活をしていて、アマンダはそこから逃亡していた。しかし事件の日、教祖にはアリバイがあった。
※ モンクがカルトに潜入してミイラ取りがミイラになってしまう話。考えてみるとクローガー先生に相当程度依存しているのだから、依存体質はもともと強く、警部におまえくらい騙しやすい男はいないと言われるのも、わかっているのだね。ディッシャーがモンクに巻き込まれるのが笑わせる。クローガー先生が医者としての腕を見せる。
#12「強盗銀行」
Mr.Monk Goes to the Bank
演出 マイケル・ワトキンス Michael Watkins
脚本 ハイ・コンラッド Hy Conrad
ある夜、モンク、ナタリー、ストットルマイヤー警部、ディッシャー警部補の4人が銀行の金庫室に閉じ込められ助けを求めていた。2日前。ウェストベイ信託 銀行に強盗が入ったというニュースを見たモンクは、大慌てで銀行に駆け込む。亡妻トゥルーディの形見のブレスレットを貸金庫に預けていたのだ。
※ 銅像の真似をする芸人とさらにそれを真似するディッシャーがただのコメディ・リリーフとして現れたのかと思うと、見事に伏線として利いてくる構成がすばらしい。単純に危機を脱せずこれでもかこれでもかと手を尽くすスタミナとアイデアの豊富さ。
#13「いとしのジュリー」
Mr.Monk and the Three Julies
演出 デビッド・ブレックマン David Breckman
脚本 トム・シャープリング ジョー・トプリン Tom Scharpling Joe Toplyn
ナタリーは、娘のジュリーが車の免許の卒業試験を翌日に控え、車をねだられていた。ある日、ナタリーがモンクと一緒に事件現場の外で待機していると、警察 の無線から、殺人事件が起こり、被害者の名前が「ジュリー・ティーガー」だと聞いてしまう。ナタリーは現場へ駆けつけるが…。
#14「芸術は爆発だ!」
Mr.Monk Paints His Masterpiece
演出 アンドレ・ベルグレーダー Andre Belgrader
脚本 Jon Wurster
廃品リサイクル店のオーナーであるベニーが店に仕掛けた盗難防止用のワナで侵入者が死亡する。高価なスーツを着た侵入者が、特に金目のものがないベニーの 店に何を盗みにきたのかは不明だった。一方、クローガー先生から創造的な趣味を持つようアドバイスされたモンクは…。
※ ゲストが「プリズン・ブレイク」のアブルッチことピーター・ストーメア。イングマール・ベルイマン演出の「ハムレット」でハムレットをやっていたのを見た時はこういう風に売れるとは思わなかった。余談だが奥さんは日本人。「ハムレット」の日本公演で来日した時に知り合ったという。
モンクが描く画がいかにもモンクが描きそうなシンプルなもの。こういうところで変なのを出して笑いをとろうとしないのがいい。
#15「謎の凶弾 前編」
Mr.Monk Is on the Run Part 1
演出 ランディ・ジスク Randy Zisk
脚本 ハイ・コンラッド ダン・ドラッチ Hy Conrad Daniel Dratch
電気店での盗難事件に、なぜかモンクは呼びだされる。モンクが動揺しそうなものが見つかったとストットルマイヤー警部は心配していた。盗まれたのは、遠隔 操作の爆弾の材料で、現場にはスケジュール帳に記された暗号文が落ちていた。警部は、20年間に1度しか見たことがない種類の爆弾だという。
#16「謎の凶弾 後編」
Mr.Monk Is on the Run Part 2
モンクはフランク・ナンの殺害容疑で逮捕されて逃亡し、桟橋の上でストットルマイヤー警部に撃たれて海に落ちた。誰もが射殺されたと思っていたが、翌朝、 警部が待っている浜辺にずぶぬれのモンクが姿を現す。モンクを殺人犯に仕立てあげた保安官ロリンズを欺こうと、2人は偽装していたのだ。
※ スコット・グレンがゲストとなるとある程度裏が読める。
鯨のデール役が、ティム・カリーからレイ・ポーターという人に代わっている。いくらメイクが厚くても別人であることはわかるのだね。
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