今日のフォト。
住吉大社の御田植神事に、行って来ました。
2024年6月14日。
ひーさーい(おひさしぶりです)
ひゃーたまえ(いやぁ、おめでたいなぁ)
ひゅーとー(いやぁ、お国入りお国入り)
供奴(ともやっこ)が
掛け声をかけながら、歩いて来ます。
風流武者(ふうりゅうむしゃ)
甲冑武者(かっちゅうむしゃ)
太田主(おおたぬし)
八乙女(やおとめ)
稚児(ちご)
白衣に水干。
紋入りの袴姿で、天冠を付けています。
植女(うえめ)
早苗を持ち、萌黄色の地に
松に雀のある水干をまとい
花笠には、菖蒲と草綿をさし
金と銀の蝶が、飾られています。
替植女(かえうえめ)
御田(おんだ)の中央の舞台で、お祓いをし
神前より授かった神水を注ぐ。
植女(うえめ)から、替植女(かえうえめ)に
苗を手渡す。
八乙女(やおとめ)が、舞台に行き「風流花笠」
昔から伝わる、御田植神事の早乙女舞を舞う。
御田では、田植えが始まりました。
御稔女(みとしめ)が、舞台で舞を披露。
舞の中盤で、鷺、松、卯花、雲の文様を
描いた長絹をまとい
竜神の金の天冠を付けました。
神田代舞(みとしろまい)を舞う。
御田植神事も、クライマックスです。
御稔女の神田代舞(みとしろまい)は
1952年、御田植神事が、「無形文化財」に
選ばれたのを記念して、創作された
豊穣祈願の歌舞です。
稲作には欠かせない、雨乞い祈願の竜神の舞。
頭上の金の竜神の冠が輝き
艶やかに、舞を披露してくれました。
風流武者が舞台へ。
甲冑武者(かっちゅうむしゃ)や、稚兵が
風流所作を行い、源平両軍に分かれ棒打合戦。
最後は、住吉踊(すみよしおどり)で終わる。
住吉大社では、いろいろな神事が行われますが
なかでも、この御田植神事は
華やかで、古式ゆかしいものです。
水無月や
おたまじゃくしが
Allegro(アレグロ)に
八分音符で
水中ダンス
田植えの光景を見ていると
子供の頃を思い出しました。
田植えが終わった、たんぼの畦道で
おたまじゃくしを見るのが好きでした。
幾日かすると、足が生え、手が生える。
そんなおたまじゃくしが、足早に泳ぐ姿
どこか八分音符に、似ていませんか?
住吉大社の御田は
すっかり早苗が植えられました。
これから八十八の手間かけて
秋の収穫となる。