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ソウルメトロ(新)2000系(2)~車内の様子

2006-09-20 | 鉄道[大韓民国・広域電鉄/地下鉄等]
こちらはソウルメトロ(新)2000系の車内の様子です。

車内は最近の韓国通勤電車では標準的な感じで、日本のJR某社新型車両の如く随分シンプルな印象ですが、ラインカラーのグリーンがいいアクセントとなっており、これはどの路線に乗っても代わり映えがしない…といった状況のJR某社にも真似て頂きたいものです。(この程度の事なら、さほどコストもかからないと思いますし…)

ただつり革はドア間のレール方向のみで、ドア付近や枕木方向には設置されていませんので、車両限界が大きい(幅が広い)事も相まって、少々広々とした感じを受けますが、ソウルの地下鉄の中でも混雑の激しい2号線では、ラッシュ時間帯には少々厳しい感じがします。
(写真は聖水支線用の車両なので、あまり心配ないかもしれませんが…)

車内案内表示にはLEDに変わってLCDモニターが採用され、これは日本でも最近普及しているモノですが、JR某社(先述とは別の会社)の新型車両の如く枕木方向に設置されているのが特徴的で、これは韓国では以前のLEDも含めて一般的ですが、JR某社の新型車両とは異なり、モニター下部につり革の設置はありません。

また座席は不燃化対策という事でステンレス製のモノが採用され、これは新型車だけでなく従来車にも普及しているモノですが、日頃日本の通勤電車に乗り慣れているMAKIKYUの個人的な見解としては、硬さはともかく温度を感じる(誰も座っていないと冷たく、他の乗客が座った後だと生温い)のは頂けない気がします。

これは地下鉄に乗り入れてくるKORAIL(韓国鉄道)車両で使用されている難燃化座席(1号線と3号線・4号線で運行)に比べると随分格差を感じるので、何らかの対策を願いたいものです。

ソウルメトロ(新)2000系

2006-09-20 | 鉄道[大韓民国・広域電鉄/地下鉄等]
今日は日本の隣国、韓国の首都Seoulを走る地下鉄の紹介です。

Seoulでは1970年代に1号線が開通、その後相次ぐ路線の開通により、現在は8号線までの8路線が運行されています。

その内1~4号線まではSeoul特別市地下鉄公社が運営(2号線以外のKORAIL乗り入れ区間を除く)していましたが、この組織は最近民営化されてSeoul Metroとなっています。(この名称は、東アジア某島国の首都みたいです)

このSeoul Metroを走る車両も、1号線は既に開通当初の車両は全車引退し、現在では環状運転を行っている事でも知られている2号線の、比較的初期に導入された車両の代替が行われています。

その2号線の車両代替で導入されているのが今日取り上げる(新)2000系、塗装車体の抵抗制御車やチョッパ制御車が多数走る2号線で、ステンレス製車体やVVVFインバーター制御を採用した車両は今の所この形式のみですので、非常に目立つ存在です。

デザインは最近の韓国通勤車では典型的な丸みを帯びた形状、側面の窓周りが黒くなっているのが特徴的で、今の所は環状運転用の10両編成が数本と、聖水Seongsu支線(聖水~新設洞Sinseoldong)用の4両編成が1編成が運行され、今後の増備が期待されます。
(2号線は他に6両編成で運行される新亭Sinjeong支線がありますが、この支線では現在この新型車両の導入はありません)

この新型車両、環状運転区間では他の車両に紛れて少数が運行されているだけなので非常に捕まえにくいですが、聖水支線では運行区間が短く車両運用数も少ないので、この車両が運用されていれば(1本だけの様ですので運次第ですが…)比較的容易に乗車でき、実際MAKIKYUが先月この車両に乗車したのも聖水支線の車両です。

車内の様子は(2)で紹介します。