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大阪市交通局80系~今里筋線で活躍する新型車両

2007-01-03 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]

  

昨年末MAKIKYUは関西方面へ出向いた際、まだ開通したばかりの大阪市営地下鉄今里筋線に乗車して来ましたが、その今里筋線で活躍する車両がこの80系です。

今里筋線と同じリニアモーターを用いたミニ地下鉄である長堀鶴見緑地線で活躍する70系の色違いと言った感を受ける車両ですが、下回りは現在の世相を反映してかVVVFインバーターの素子がIGBTに変更されており、車内も蛍光灯カバーが廃止されて剥き出しになっているなどの特徴が見られます。

ただ最近の新型車にしては珍しく、行先表示がLEDではなく字幕を採用しているのが特徴で、座席も少々固めのバケットタイプが採用されているとはいえ片持ち式ではない通常タイプ、車内の案内表示もLCDモニターではなくLEDを使用しているなど、最新車両にしては新鮮味に欠ける気がします。

またこの80系の車内は蛍光灯カバーが廃止されて剥き出しになっているとは言え、蛍光灯の両側に金属製パイプが配されているのが独特で、リニア地下鉄特有の狭い空間が独特な感じです。

MAKIKYUの見解としては、最新型車というよりは少々以前の車両と言った感を受けるこの80系ですが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何感じられているでしょうか?
(既に今里筋線に乗車されたと言う方が居られましたら、この車両に関するコメントもどうぞ)


大阪市営地下鉄今里筋線~昨年末に開通したばかりの新路線

2007-01-03 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]

 
 

MAKIKYUは年末~年始にかけて関西~北陸方面へ旅行に出向いていましたが、今日はその際に乗車した大阪市営地下鉄今里筋線に関して取り上げたいと思います。

この今里筋線は地下鉄千日前線と接続する今里を基点に、市内東部を北上して井高野(いたかの)に至る路線で、昨年12月24日に開通したばかりの新路線です。

MAKIKYUは特に関西に縁のある人間ではありませんが、丁度開通直後にこの方面へ旅行という絶好の機会があり、また日本国内の地下鉄路線ではこの路線だけ未乗という状況でしたので早速乗車してきました。

この今里筋線は既存の地下鉄路線と異なり、市内中心部を通らないのが特徴ですが、そのため乗客もさほど見込まれない事や、建設費の低減などもあってトンネルは小径のモノとなっており、これは大阪では長堀鶴見緑地線に次いで2例目、車両もリニアモーターを採用した小型車両が使用されているのが特徴です。

ラインカラーはオレンジ色になっていますが、これを各駅の入口にも大々的に使用することで、遠方からでも今里筋線の駅入口が容易に視認できる様になっているのが特徴で、北江口住宅前バス停(大阪駅~井高野車庫前間の市バス停留所で、この系統のバスは途中天六や上新庄も経由します)から徒歩(2分程度ですぐです:また8日以降は市バス路線の再編で一部路線の井高野駅乗り入れも行われる様です)で、夜の暗い中を井高野駅へ向かったMAKIKYUとしては非常に有難く感じるもので、分かり易さやデザイン面で評価できるものと感じます。

駅構内の案内表示も最近流行のLCDモニターが用いられているのが特徴で、現在時刻がアナログ時計風に表示されるのは独特な感じですが、案内表示には日本語や英語の他に、韓国語(ハングル)や中国語(簡字体)での表示にも対応しているのも特徴で、これも評価できる点かと思いますが、この4ヶ国語対応は駅の案内表示のみで、車両側は対応していないのが惜しまれます。

また今里筋線は大阪市営地下鉄では初めて、各駅ホームにホームドアが設置されたのも大きな特徴で、ホームへの転落防止など安全面での強化も図られていますが、少々撮影泣かせの存在でもあります。
(それでも前面ガラス張りのホームスクリーンでないだけでも良いかもしれません)

なお今里筋線で活躍している車両に関しては、別記事で取り上げたいと思います。