MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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PASMO導入を控えて~既に「PASMO使えます」告示のフライングも…

2007-03-17 | Weblog

明日18日(日)は遂に首都圏の大半の私鉄・地下鉄と一部路線バスで通用するICカード・PASMOが導入され、同時に首都圏JRなどで通用するSuicaとの共通利用も実施されますが、今日MAKIKYUが所用で小田急沿線某所へ出向いた際には、改札外の売店で少々早く「PASMO使えます」と告示をフライング掲出している姿が…(写真参照)

とはいえもう明日には導入される訳ですので、いよいよ…という状況が伝わってきます。

MAKIKYUも明日所用で小田急沿線へ出向きますので、その際には何処かでPASMOを入手したいと思っていますが、記念PASMOは各社共に9時からの発売で枚数限定ですので、これを入手できるかどうか…
(用務の時間も考えると、非常に微妙な状況です)

本音を言うならば、現在MAKIKYUがJR乗車の際に使用しているICOCA(JR西日本が発売するICカードで、アーバンネットワーク(=JR西日本の京阪神エリア)やPiTaPa!エリア(関西私鉄・地下鉄・バス)、それにSuicaエリアで使用可能)が使用できれば…と思いますが、PASMOとSuicaは共通利用が実施されるものの、残念ながらICOCAとの共通利用は当面実施されませんので、今後はJR利用=ICOCA/首都圏私鉄・地下鉄=PASMOの2刀流(一応PASMOで首都圏JRは乗車可能ですが、個人的にはICOCAを愛用していますので…)を強いられそうで、そうなると財布に2枚入れている状態で改札機にタッチする事は出来ませんので、改札の度に使用するカードだけを取り出してかざすという面倒な事を強いられそうです。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様はPASMO導入後には利用予定はあるでしょうか?

PASMOを新たに使い始める・Suicaを持っていて使い続けるなど、皆様も何か予定がありましたらコメント等頂けると幸いです。


こちらも今日で見納め~E531系グリーン車開放扱いのいわき行き

2007-03-17 | 鉄道[首都圏・JR]

  

今日「MAKIKYUのページ」ではダイヤ改正で見納めとなる常磐線中距離電車の415系電車に関して取り上げましたが、今回のダイヤ改正では期間限定で普通車扱いとなっており、ダイヤ改正以降の主役となるE531系の2階建てグリーン車開放扱いも終了し、東京都内から福島県(いわき)まで直通する普通列車の姿も見納めとなります。

E531系のグリーン車開放扱い+いわき行きとなると暫定的なもの(ダイヤ改正以降のグリーン車運行範囲は高萩までで、通常福島県へ足を踏み入れる事はない模様です)で、両者が一致する姿というのは期間も短く余り見られない状況でしたが、先日MAKIKYUが所用で都内某所へ出向いた後、三河島→松戸までいわき行きのE531系に乗車する機会がありましたので、その時の様子を少々取り上げたいと思います。

1枚目の写真は三河島駅での次列車表示ですが、いわき行きでの10両編成という表示が貴重なもの(11両なら当り前でしたが、それでもダイヤ改正で見納めです)で、中距離電車も近年は「快速」と表示しているのはどうも奇妙な感じがします。

2枚目の写真は帰宅時間帯という事もあって混雑したグリーン車の車内(1階)ですが、本格運用後はこの様な姿が見られる事も余りないと思われ、また車内LED表示器の案内で「いわき 行」という案内が出ている姿も見納めです。

3枚目の写真は「いわき」の行先を表示した2階建てグリーン車で、これも「3月17日までは普通車です」という告知や、通路にまで乗客が溢れる混雑した姿がグリーン車の暫定お試し期間である事を物語っています。

それにしてもこのグリーン車は座れれば天国ですが、立席となると大変(この時は始発ではなく途中の三河島から乗車した事もあって立席でした)で狭い扉付近では乗降にも難儀する状況、これでは首都圏で他地区JRの様な客室設備を導入する事は難しいと実感させられる有様で、グリーン車よりも通勤電車同然の普通車に乗車した方が良かったかな?と感じさせられるものでした。
(まあこの状況を体験できるのはダイヤ改正までですので、貴重な機会ではありましたが…)


JR東日本 415系電車(鋼製車)~まだまだ使えそうな気もしますが、早くも引退…

2007-03-17 | 鉄道[北関東]

明日18日(日)には首都圏をはじめとするJRや幾つかの私鉄でダイヤ改正が行われ、また首都圏を走る大半の私鉄と一部の路線バスでは「PASMO」と呼ばれるICカードが導入、また現在首都圏などのJRで通用しているSuicaとの共通利用も行われますが、明日18日から大きな変化が生じる路線の一つとして、東京都心から茨城・浜通り(福島県沿岸部)方面へ向かう常磐線が挙げられます。

この路線は茨城県に地磁気観測施設が立地している事も影響して、首都圏に乗り入れるJR路線の中では普通列車で唯一交直流両用車を使用している事が特徴で、その事もあってか割合近年までずっと415系と呼ばれる国鉄時代から使用されている車両が主力として使われていましたが、怒涛の勢いで車両の置き換えを進めるJR東日本は競合するつくばエクスプレスに対抗する目的もあってここ1~2年程の間にE531系と呼ばれる新型車両(「MAKIKYUのページ」でも今月になってから取り上げています)を次々と導入し、明日から上野まで乗り入れる常磐線の中距離電車(取手以遠の土浦・水戸などを発着する普通列車)はグリーン車を組み入れる関係もあって全て同系に統一される程です。

これに伴って今まで使用していた車両の中でも少数派で経年の浅いの通勤型車両E501系や、415系の中でもステンレス製車体の1500番台と呼ばれる車両の大半は土浦以北の区間や水戸線などに転用されるのですが、余剰となる1500番台車の一部(主に中間車)とそれ以外の415系は退役を余儀なくされます。

この退役を余儀なくされる415系は中にはかなり老朽化が進んだ車両もあり、また中には更に古い401系と呼ばれる車両もつい最近まで混入している有様でしたが、4両編成車の増結用として1985年の筑波万博前後に増備された700番台と呼ばれる中間車3両(電動車2両ユニット+付随車)をはじめ割合経年の浅い車両も多く、これらはまだまだ使えそうな気もしますし、JR東日本の首都圏エリアの中にすらこれより状態の良くない車両がゴロゴロ走っている地区もありますので、引退に追い込むには随分と勿体無い印象を受けます。

またJRグループの中でも、専ら国鉄時代に製造された同系は九州でも多数が使用されており、これらは近年内装などが九州らしくドーンと改装された車両も多く、まだまだ活躍が期待できそうですし、他に415系の新造車こそないものの改造で同系を走らせ、また他にもかなり老朽化が進行している交直両用車を多数使用しているJR某社もありますので、これらの会社が両数的にもまとまっているこの車両を譲受し、使う事も出来ないものかと感じてしまうのはMAKIKYUだけでしょうか?

それにしても最近「MAKIKYUのページ」でも取り上げ、やはり常磐線を走っている203系もそうですが、国鉄時代に製造されてJR線を走っている車両でも、使用エリアによって随分と運命に格差がありますが、国鉄末期の分割民営化を控えた筑波万博の頃に余剰となって改造され、せいぜいあと10年程度使えば上等と言われた元寝台兼用電車を改造した近郊型電車が未だに走り続けている地区もある一方で、この車両が早くも引退となってしまうのは随分皮肉なもので、納得行かない気がします。

写真は常磐線高浜駅を出発する415系電車・首都圏では当り前の様に思えるこの光景もまもなく見納めです。