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ここでは、先ほど取り上げた419系の車内の様子に関して紹介したいと思います。
この車両は元々が特急用の車両を転用したもので、これも徹底的に改造を行えばまた随分違った感じになったと思いますが、国鉄末期に最小限の改造で近郊型に転用した事もあって、随所に特急時代の面影が残っており、3段寝台車としても使用した事もあってのやたらと高い天井などはその代表例です。
座席もドア付近の一部がロングシート(レール方向の座席)になっているものの、昼夜両用車という構造上の宿命で、特急車の座席としては見劣りするボックス席は大半が活用されています。
MAKIKYUが元旦に北陸方面から首都圏へ帰還する途中に乗車した時も、ボックス席は普通列車用にしては座席の間隔や造りがゆったりとしており、かなり快適で乗り得に感じましたが、座席数が確保できないという難点もあります。
乗降用のドアも特急時代の折戸が存置され、一部は増設されていますが、どちらも幅が狭く頻繁に乗降を繰り返す普通列車では不便極まりないものがあります。
この様な難点があり使い難く、また元々が昼夜両用の特急車として酷使されている車両ですので、よく国鉄民営化から20年近くも走り続けてきたとMAKIKYUも感心します。
ただこれよりずっと状態が良く、この車両が近郊型に改造された頃に製造された交直両用の近郊型電車がJR他社で次々と廃車に追い込まれている位ですので、新車導入とまでは行かなくてもこれらで代替し、そろそろ長年活躍した労を労って…と言いたい気もしますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何でしょうか?
写真は419系電車の座席(ボックス部分)とドア付近の様子です。