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富山県営渡船

2007-03-23 | 船舶[日本国内]

今日の記事で射水市コミュニティバス新港東口・ライトレール接続線に関する記事を取り上げましたので、ついでにこちらも取り上げたいと思います。

この渡船はライトレール接続バスをはじめ、富山駅との間を結ぶ路線バスなどが発着する新港東口に隣接する射水市の堀岡渡船場と、万葉線越ノ潟駅に隣接する同市の越ノ潟渡船場の間を約5分で結んでいます。

この渡船はかつて富山地方鉄道射水線(現在は廃止され、路線バスが一日10往復程度運行)も運行していた地域を富山新港建設に伴って分断したという事もあって、運賃は無料となっているのが大きな特徴で、主に土地の生活の足として利用されて自転車を載せている姿なども見られますが、万葉線乗車を兼ねて他所の観光客が利用する事も可能で、鉄道やバスの旅にアクセントを添える存在としてもうってつけです。

ちなみにこの渡船は昼間時間帯は概ね30分毎、朝夕は15分毎程度で運行されていますが、早朝や深夜、それに荒天時などで船が航行不可能な場合などは、射水市コミュニティバスも一部受託している地元のタクシー会社・海王交通による代行タクシーが運行されている様です。


射水市コミュニティバス 新港東口・ライトレール接続線~土休日のみ運行の観光路線

2007-03-23 | バス[北陸]

「MAKIKYUのページ」では以前、富山県射水(いみず)市のコミュニティバスに関して取り上げ、昨日も北陸を走る電車に関する記事を取り上げましたが、この射水市では多数運行されているコミュニティバスの中に、観光客向けに土休日のみ運行するという珍しい路線が存在(土休日運休のコミュニティバスなら沢山ありますが…)しますので、取り上げたいと思います。

それが富山地方鉄道(地鉄)に運行委託している写真の新港東口・ライトレール接続線で、このバスは射水市にある新港東口(堀岡渡船場)と富山ライトレール岩瀬浜駅の間を結んでおり、新港東口で県営渡船(無料)に乗り継いぐと万葉線越ノ潟駅へ出る事が出来ますので、このバスを活用する事で近年富山に登場した2つのライトレール(万葉線は従来型の旧型電車に混じって新型のアイトラムが運行している状況ですので、語弊に異があるかもしれませんが…)を効率よく視察する事も出来ます。
(ちなみにこの区間を直接結ぶ定期路線バスの設定はなく、他に新港東口へ抜けるバスを利用する場合には、一旦富山駅まで出てから1日10本程度の地鉄バス利用、或いは呉羽駅からのコミュニティバス利用などとなり、かなりの大回りを強いられます)

このバスの運賃は一般の生活路線とは様相が異なる観光目的の路線で、また射水市外に跨って運行している事もあって、500円均一とコミュニティバスにしては割高ですが、地鉄一般路線バスの運賃は富山駅~新港東口間で片道760円という事を考えるとむしろ割安と言えますが、コミュニティバスという性質上の問題もあって、富山市内のみの利用は不可能となっており、また運行日も冒頭で触れた様に土休日に限られ、運行本数も3往復のみですが、運行は行楽で2つのライトレールを訪問する際に便利な様に昼間帯に設定されています。

ちなみにMAKIKYUが昨年末にこの一帯を訪問した際は、地鉄電車・バスの期間限定フリー乗車券を利用していた関係もあって、このライトレール接続バスは利用していませんが、このバスに関する案内は射水市HP富山ライトレールHPにも掲載されているにも関わらず、知名度はかなり低い様で見た所ではガラガラでした。

ただうまく時間が合えば非常に利用価値のあるバスという気がしますので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方で富山一帯のライトレール訪問を検討されている方は、是非利用を検討されてみては如何でしょうか?