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金子みすゞ~若くしてこの世を去った童謡詩人

2007-07-24 | 日本国内その他

 

日頃鉄道やバスなどの交通機関に関する話題を中心に取り上げている「MAKIKYUのページ」ですが、仙崎の地を走る列車に関して取り上げた事もありますので、ついでに最近運行開始した「みすゞ潮騒」号の由来ともなった「金子みすゞ」に関して簡単に取り上げたいと思います。

金子みすゞの本名は「金子テル」、1903年に仙崎の地で生まれ、1930年に26歳の若さで服毒自殺を図った童謡詩人で、ご存知の方も多いかと思いますが、恥ずかしながらMAKIKYUは5年程前に仙崎の地を初訪問した際に初めて存在を知ったものです。

近年は非常に注目を集め、長門市といえば「金子みすゞ」という程の存在となっており、2003年には生誕100周年を迎えて仙崎の生家跡に金子みすゞ記念館(HPはこちらをクリック)も開館し、MAKIKYUも昨年仙崎の地を訪問した際にはここにも立ち寄ってきましたが、今や仙崎では記念館に限らず街中全体でみすゞの詩が掲げられている程で、仙崎の街中を散策していると静かな街ながら雰囲気もなかなかと感じます。

他にも仙崎の周辺にはMAKIKYUもまだ訪問した事はありませんが、青海島などの景勝地もあり、全てを回ろうとすると結構な時間を要するかと思いますので、多忙な方は一回の訪問で全てを回るのは厳しいかと思いますが、運行開始したばかりの「みすゞ潮騒」号や仙崎支線の普通列車を利用して仙崎の地を訪れる機会があるならば、2~3時間程度の時間を割いて記念館を訪問したり、街中を散策する価値は充分あるかと思いますので、仙崎の地を訪れる予定のある方は是非検討されてみては如何でしょうか?

また時刻表やネット検索などでこの一帯を研究されている方は、仙崎支線の列車本数が非常に少なく、列車にあわせて行動しなければ…と考えている方も居られるかと思いますが、昼間であれば長門市駅~仙崎駅間はサンデン交通(分社のブルーライン交通を含む)や防長交通の路線バス(両者共にHPで時刻検索可能)が合わせてほぼ毎時運行されており、距離もさほどありませんので所要時間・運賃も手頃ですし、仙崎駅舎には観光案内所が併設されており、こちらでも案内していますので、仙崎支線乗車を狙っている方も片道路線バス利用とすれば旅程が随分組みやすくなるかと思います。

写真はJR仙崎駅構内に掲げられた金子みすゞに関する看板と、街中で見かけたみすゞの詩(至る所で見受けられるものの極一部)です。