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『ナッツ航空』への改名を求める声が拡大~それなら「KALリムジンバス」も…

2014-12-23 | ニュース記事講評

ネット上のニュース記事を見ていた所、気になる話題がありましたので取り上げさせて頂きたいと思います。

[以下の青字部分は記事抜粋です]


ナッツリターン騒動の大韓航空、『ナッツ航空』への改名を求める声が拡大「国の格をおとしめた」―中国メディア

 
2014年12月22日、中国新聞社によると、ニューヨーク発、仁川行きの大韓航空機に搭乗した同社の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が乗務員のサービスを問題視して航空機を引き返させた問題で、韓国内では同社が「国の格をおとしめた」として「社名を(問題の発端にちなみ)『ナッツ航空』に改めよ」とする声が広がっている。

韓国のポータルサイト大手の掲示板では、大韓航空から「大進航空」へ改名し、ロゴマークから「太極」のデザインを外すよう求める署名運動がスタート。

現在までに2000人以上の署名が集まった。


ネット利用者の1人は「太極のデザインは大統領専用機、政府や軍の機体にも使われている。

今回の事件は韓国のイメージを著しく傷つけた。

改名してロゴマークを変えるべきだ」と主張している。

一方、韓国・聯合ニュースは「現実的に韓国政府が改名を命じるのは不可能だ。

名前を変えるかどうかは大韓航空が決めることだ」と指摘。

韓国国土交通省関係者も「一企業の問題には関与しない」としている。


[記事抜粋は以上・この記事のアドレスはhttp://www.recordchina.co.jp/a99453.htmlです]



今回の「ナッツリターン」騒動は、米韓間を結ぶ航空便を巡る問題で、ましてや死傷者の発生するような重篤な事案ではありません。

しかしながら過去に類を見ない前代未聞の事案だけあってか、航空機運航区間である米韓2カ国以外だけに留まらず、日本や中国などの第3国でも大々的に報道される有様です。

そのため「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も、大韓航空における「ナッツリターン」騒動に関しては、ご存知の方が多いかと思います。

ちなみにMAKIKYUは訪韓暦2桁に達しており、北緯38度以北の通称北韓(北朝鮮)を除く韓国各道へ足を運んでいます。

しかしながら日韓間の移動手段として、今日大きなシェアを占めている大韓航空は、韓国国内線や日韓線以外の国際線も含め、MAKIKYUは1度も利用した事がありません。
(大韓航空にとって最大のライバルと言われるアシアナ航空も同様ですが、MAKIKYUの周囲で韓国へ足を運んだ事がある人物の中には、この2社いずれかを利用したという話も結構よく聞きます。アシアナ航空と同じ錦湖アシアナグループに属する錦湖高速(Kumho-Goseok)の高速・市外バスは、MAKIKYUも何度か利用した事があるのですが…)

MAKIKYUは空を飛ぶ事が大嫌いな事もあり、大韓航空はおろか、他社も含め韓国の各空港を発着する航空便自体利用した事がなく、できる事なら今後も利用は極力避けたいと感じていますが、こんな騒動があれば大韓航空に関しては尚更と感じます。
(韓国の空港では、仁川(Incheon)と金浦(Gimpo・ソウル市内)の2空港はターミナル内に足を踏み入れた事があり、金海(Gimhae・釜山市内)、麗水・順天(Yeosu-suncheon)、済州(Jeju)の各空港も、鉄道やバスなど陸上を運行する公共交通機関で通った事はあるのですが…)

大韓航空は仁川空港~ソウル市内・仁川市内、金浦空港~ソウル市内の間で、「KALリムジンバス」と称し、同航空の塗装やロゴを纏ったリムジンバスも運行しており、仁川空港~ソウル市内間のリムジンバス運賃設定は、高額な運賃で有名なKORAIL空港鉄道の直行列車をも凌ぐものです。
(余談ながらKORAIL空港鉄道の一般列車は、仁川空港周辺は他区間よりも割高な運賃が適用されるものの、こちらはソウル市内各地~仁川空港まで乗り通したとしても、韓国を訪問する大半のイルボンサラム(Japanese)にとっては許容範囲と言える運賃設定で、MAKIKYUが仁川空港へ足を運んだ際にも、当然ながらこちらを利用しています)

MAKIKYUはKALリムジンバスにも当然乗車した事はありませんが、MAKIKYUがソウルへ足を運んだ際には、ソウル市内でも何度かこのバスの姿を見かけています。
(大韓航空の日本語ページでもKALリムジンバスに関する案内がありますので、気になる方はこちらをクリックして下さい)


現在使用している車両は、韓国の高速バスや市外バス、貸切バスなどで一般的な車両を用いており、大韓航空公式HPのKALリムジンバスに関する項では、起亜(KIA)GRANBIRDの画像が掲載されています。
(写真はMAKIKYUが今年市外バスで乗車し、以前別記事で掲載した起亜GRANBIRD3列席車の画像で、大韓航空とは直接的な関係はありません)


また韓国では近年、ナッツの形状をイメージした新型の電気バスや天然ガスバスが登場、各地の市内バスなどで散見し、MAKIKYUもこのタイプのバスにはソウル市内と慶州(Gyeongju)市内で乗車した事があります。
(写真は以前別記事で掲載した、慶尚南道・馬山(Masan)市の市内バスで活躍する『ナッツ型』の天然ガスバスで、こちらも大韓航空とは直接的な関係はありません)

社名を「大韓航空」から「ナッツ航空」に改めるか否か…という状況で、空港リムジンバスにGRANBIRDなどを充当し続けるのは、ナッツを連想させる航空会社としては如何なものか…と感じます。

MAKIKYUの個人的見解としては…

会社の実態に合わせ、社名を自主的に
「大韓航空」
→ 「ナッツ航空」 へ改称


空港リムジンバスも充当車両を、新社名を連想させるのに相応しいものとするために
起亜GRANBIRDなど
→ ナッツをイメージした形状の車両(電気バスか天然ガスバス)に変更


空港リムジンバスの名称を
「KALリムジンバス」
→ 「ナッツリムジンバス(もしくはNALリムジンバス)」 へ改称


ナッツリムジンバス(もしくはNALリムジンバス)運行開始を記念し、
(割引)往復乗車券
「ナッツリターンチケット」 を設定


として再出発した方が良いのでは…と思うのですが、こんな事を感じているのはMAKIKYUだけでしょうか?



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2 コメント

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トラックバックありがとうございます (diamond next)
2014-12-31 18:37:31
てっきり大韓航空の航空券を持っていれば無料かと思っていたのですが、割引だったのですね。

泊まっていたホテルの近くで水色のリムジンを見かけたので、気になってはいたのですが。Wifiは日本のバスでもやってますがミネラルウォーターも貰えるとはKALリムジンの方が良さげですね。

でも私がソウルに行った時は送迎付きプランでしたので乗り物は選べずじまいで、薄汚いバンのような車で乱暴な運転の送迎でウンザリしましたがorz。

航空会社持ちのリムジンって日本ではないですね。バスでないですが、昔北海道にあったANAの塗装をしたフラノエクスプレスを思い出しました。


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提携を進めるのも… (MAKIKYU)
2014-12-31 22:52:32
diamond next様こんばんは。

航空会社も系列バス事業者がない場合、提携を進めるのも一つの方法かと思います。

また韓国の場合は大韓のライバル・アシアナ航空と高速バス最大手・錦湖高速は同じ錦湖アシアナグループですので、その気になればもっと…とも感じます。

KALリムジンは運賃などを見ると、外国人や富裕層を狙っている様に見受けられ、ミネラルウォーターのサービスなどの付加サービスも、運賃に響いているかと思います。

またこちらがソウルへ足を運ぶ際には、専らJR九州高速船(ビートル)で釜山入り→KORAIL列車利用ですので、パック商品の送迎付きと言う湖とはないのですが、パック商品だと割安な代わりに、様々な制約が課されるのも難点ですね。

機会があれば来年以降もまた韓国ソウルへ足を運べればと思っていますが、その際もいつも通りのアプローチで…と思っています。
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