還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

バッテリー上がり

2010年11月20日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
車のバッテリーが上がってしまいました。
去年の6月補助金頼みで19年乗ったT社からN社に乗り換えた車ですが、9月初頭から乗っていなかったんです。大方3カ月になりますね。
退院の時1ヶ月は運転するなと言われていたのですが、ちょっと大事を取って2ヶ月後の初運転となりました。
時々はエンジンかけて調子を見てはいたのですが、今日洗車&ガソリン入れにスタンドに行こうとしてエンジンかけようとしたら・・・かからない(^_^;)

それで妻用の軽のバッテリーとブースターケーブルでつないだら何とかかかりました。それから20分以上エンジンをかけたままにしておいた後、エンジンを止めて洗車しました。
洗車の後エンジンかけようとしたら、またかからない。
アイドリング程度では大して充電できないのですね。

また、軽自動車とつないでエンジン始動です。何やってんのやら・・・・
ガソリンがほとんどなくなっていたのでスタンドに行こうとしたのですが、スタンドで止めた後またかからないと余りに情けないので、エンジン高回転モードでかなり遠回りのドライブをしてからガソリンを満タンにしました。
今度は・・・・かかりました。ほっ・・・

昔の車は少々放ったらかしでもバッテリーは上がらなかったのですが、今の車はバッテリーの消費が大きいのですね。あまりほっとくとバッテリーが上がりますね。
またバッテリーが上がったまま時間が経つと、復活しなくなりますので要注意です。

それで術後2ヶ月経っての運転は、バックしようとして体を捻ったときに少し胸に来ました。
完全に痛みが取れるにはあと1ヶ月かかるのかな?

術後2日目--9/16(木)

2010年11月20日 | 入院(一般病棟~退院)
朝です。6時前には目が醒めて、というより昨夜からあまり眠れてないんですが、モソモソと起き出しました。まずトイレに行かなくては・・・・溜まってます(笑)
昨日と比較すると、だいぶ元気になっているのが感じられました。

トイレに行くため指導を受けた通り、体を右に捻り足をベッドから下ろします。次に右肘を胴の下に入れて上半身を起こします。そしてベッドに腰掛けます。
これらすべての動作をスローモーションでみるようにゆ~~っくりやるのですが(ゆっくりとしかできない!)、それでも胸は痛いです。昨夜飲んだ痛み止めの効果も切れてますしね。がまんがまん。

トイレは個室にあるのですが、いろいろつながってるものの処置をします。
心電モニターが入っているウエストポーチを腰に巻く
点滴用輸液ポンプの電源コードを外して電池駆動に切り替え
酸素チューブを壁の酸素栓から抜く
胸腔ドレーンパックの吸引用チューブを外してベッドに置いておく

これだけの作業をすませた後にやっとこさスタンドを転がして動けるようになります。
術後数日は患者の皆さん、こんな感じですね。
トイレに入っている時間よりも準備の方が長いんですよ(笑)
ついでにナースステーションまで歩いて体重も測定。体重計に乗る前にウェストポーチは外してカウンターに置きます。
そしてベッドに戻ったら逆のことをやるわけです。
8時が待ち遠しいです。ご飯より薬って感じ・・・・

やがて8時、朝食の時間になりました。
あらら、またしても完食できません。なんだか先は長そうです。
ごはんを前にしたときは食べられそうなんですけどね、噛んでいるうちになんだか精神的に疲れてしまってもういいやと投げやりになってしまう・・・・
体力もですけど、精神力も衰えています。
それでも歯は磨きに行きましたし、ついでに薬を飲みました。
ん?、歯磨きがついでかも(笑)
しばらくすると痛み止めが効いてきました。

そして9時前かな、朝の回診です。先生や看護師さんがたくさんお見えになりました。
「それじゃ腹腔ドレーンを取りましょう。」
ちょっと痛いですよ、と声かけしてくれたのは良いのですが、私が過剰反応してしまって抜くときお腹につい力を入れてしまったんです。
抜けるときはやや痛い+気持ち悪い感じがしました(ヌルヌルヌル~~)
浸出液がなくなったわけでもないのに抜いて大丈夫なのかな? という疑問はありましたが、お任せするしかありません。
ドレーンは心嚢に留置されていましたから、そこそこの長さはあったようです。

それと、胸腔ドレーンの吸引がなくなりました。
深呼吸するように言われて深呼吸してみると、ドレーンにつながるチューブ内に溜まった血の混じった胸水が揺れています。けっこう出てるんですよね。
「良いですね、止めましょう。」
気胸は治ったとの判断のようで吸引の音がなくなり静かになりました。
やったー、今晩からは眠れそうです。すぐ治りますよ、と言われたのは本当でした。
酸素吸入も停止されました。
もっとも胸腔ドレーンはまだぶら下がっていますし、点滴もまだまだ継続です。

この日も昼食も夕食も残してしまいました。はぁ~~
ちょっとめげたりして看護師さんに聞いてみたんですが、術後間もないのだからそれだけ食べられたら十分ですよ、と慰めてくれました。

病院のプログラムによるリハビリは夕方でしたが、やることがなくてヒマな私は自主リハビリを敢行、3D病棟を全部制覇しました。スタンドがお友達、いつも一緒(笑)
調子こいて隣のの3C病棟まで行っちゃってしまいました。
夕方のリハビリは、回廊になっている廊下を2周回りました。
けっこう歩けるものです。だいぶ自信がついてきました。
部屋に戻ると、レスピフローを思い出しました。
再掲します。


せっかく買ったんだから使わなければ、と・・・がんばってみましたが、やはり胸が痛くて術前の60%が精一杯です。すっかり衰えてますね。がんばって起きてないとね。
目標は退院時で術前の80%まで戻すことだそうです。まあ、何とかなるでしょう。
毎食後の薬服用時に痛み止めの薬が付いてくるのはこの日までで、3日目以降は希望すれば持ってきていただけます。

日中から夕方にかけて、知人や友人、そして娘にメールしました。
吸引がなくなって静かになりましたので、夜はよく眠れました。
炎症反応により体温は37.6℃でした。
このくらいなら大したことはなかったんですが・・・・