還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

ラジオ体操

2010年11月12日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
私の勤務先、毎朝始業5分前にラジオ体操するんです。
病気がわかってから自重するようになり、復帰した今もやっていません。
しばらくまえに家でその場飛びをやってみたところ、胸に響いたので再開はまだ早いかな?
とその時は思いました。

そして今日の昼食時、同僚からラジオ体操、医者から止められてるのか?
と聞かれました。止められてはいないのですが、私が慎重になっているだけなんですね。
来週から始めようかな。

手術翌日--9月15日(水)

2010年11月12日 | 入院(手術~ICU)
目が醒めました。
術後はICUに入るんですよ、と聞いていたのでここがICUなのか・・・・
と、ぼんやり意識が戻ってきました。
つうことは・・・・
おー、生きてる生きてるーー、手術成功したんだ・・・・あぁ、良かった。
麻酔科の先生に聞いたところでは、目覚めの時はいろんなタイプがあるとのことでしたが、ごく普通の目覚めだったようです。ちなみに夢を見た記憶はありません。
それから暴れたとか、だれも言ってなかったし・・・・
それとも知らないのは私だけなのか?
聞いたところでは麻酔中に夢を見る方もおられるそうです。
眠ってからけっこう時間が経っているような感覚はありました。人工的に眠らされるので普通の眠りと何か違う点があるのか興味がありましたが、違いは感じませんでした。
普段でも夢見ない方なので・・・・

目覚めたときは、人工呼吸器も鼻から胃に通す管も取り外されていました。
目が醒めたときに管が通されたままだったら苦しかったでしょうね。
術前の説明では、目覚めたときは挿管されたままなのでしゃべれないため筆談になります、と聞いていたのですが、すでに外れていたので良かったです。
自発呼吸の始まりをキャッチして外したのでしょうか?
酸素マスクはしていたと思います。確か鼻からかぶせるタイプ。

ところで、部屋に時計が見当たらないのですが?
何時なんだろ? 聞けば良かったのに・・・・まだ麻酔から覚めきってないので、頭も良く回らない。
果たして手術した日の夕方なのか、それとも翌日未明なのか?
朝食までの時間の感じでは翌日の夜中か明け方だったようです。
よほど麻酔がよく効いたんですね。20時間近い眠り?

しかし目覚めたものの体がすごく重いです。また喉が堪らないほど渇きます。
それから右手は自由だけど、左手は何かを握らされています。
拘束されているのではない、何だろ?
血圧測定用のカテーテルのためなのかな?
しかし、それよりなにより問題は喉の渇きです。
ともかく無性に喉が渇くので、何度も何度も看護師さんを呼んで水や氷をいただきました。
コールボタンがわからなかったので、何度も声を上げて看護師さんを呼んだものですから、右手にボタンを持たせてくれました。で、相変わらず水と氷のおねだりです(笑)
一度も断られることなく、水や氷を持ってきてくれました。

喉を潤した後、まだまだ眠いので目を瞑って寝ようとするのですが、喉から何かが落ち込んで塞がる感じで息が苦しくて眠れません。気管挿管していたせいなんでしょうね。
こんなのが続いたら堪らんなあ・・・・この時は正直そう思いました。
何気なく足下の方に目をやると看護師さんが見えました。それとなく盗み見してみると、モニターを見て何かノートに書き込んだり、私の方を見たり。手元のパソコンにすべての情報が集まっているのでしょうか?
そういえば誰も慌てたり人を呼んだりしていなかったので患者の皆さん、順調だったようです。
そのうち看護師さんの交代の時間となり
「どうもありがとうございました」とお礼を言いました。徹夜でついてくれていたんです。
マスク取ってみてと悪乗りおねだりしてみましたが、ノーメークなのでイヤですと笑顔で断られました。

少し残念だったけど可愛かったんですよ、きっとね。


これは頭のすぐ上に設置されていたモニター

心電図などの波形や脈拍、血圧、酸素飽和度などの数値が表示されています。

これは点滴です。

2つ入っていたのですね。